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∥終界のコンバーター# 戦火に紛れた戦争  作者: トムネコ
∥火によって表れた聖地#
2/2

上空1235メートルの83



エルヴィス社、軍事司令塔前民間キャンプ場





「さて、ボクらも戦争屋の仕事をしようか」



「美南ちゃん。そっちは準備OKかい?

もし、いいなら始めるよ・・・ どうかな?」



「・・・ザ、・・・・ザザ・・・」


「応答がないみたいだねぇー 行こうか」



「ルーさん。俺がアイツを殺す!!」



「そう聞いてるよ、ボクも・・だけど前に

その前にやらなきゃいけないだろう?」


「アア、アイツを殺せるなら何でもするさ」







エルヴィス社、公演会場広場





「司令塔、聞こえるか・・・! もう一度

軍事司令塔、サーガス"聞こえるか・・!」



「君の無線でも無理か? いいさ

よく。この場に居てくれてた 来ないと」


「・・・正直、来るつもりはなかった

だけどね、どうしても娘が来たいと言って」


「ふっ・・・ 君は昔から子供に弱いな」


「お前ほどじゃないよ、ジン── 」


「いいや、君のほうが上さ・・・ガイ 」







エルヴィス社、軍事司令塔





「こちらはエルヴィス軍事司令塔、だ」



「司令塔サーガス、緊急要請を頼む

繰り返す。こちらサーガス、緊急要請求む」


「・・ハァ ダメか── 所属も解らない

国家の軍事部隊と肩を並べるこの組織がだ」


「得られない情報だとすれば── 傭兵,」








エルヴィス社、公演会場広場上空──





「かなり上まで着たが何もないぞ"ルル 」



「私は敵機駆逐サポートシステム ∥ルール#



「だからなんだ? お前はもうルルなんだ

諦めろ、今まで俺が諦めたことはない 」


「分かりました。では──∥ルール#と」


「それはもう良いんだが、本当にここか?

上空1235M地点、こんな場所になぜ来る?」


「敵機、もしくは味方機そのどちらかが

この空域、この座標に来る事が示されました」


「示された───どういう ・・火?

ルル、確認出来るか? 敵機、味方機

どちらでも良い。交信を取れ・・いいな?」



「了解しました 確認及び通信を開始 」








エルヴィス社、軍事司令塔キャンプ場






「北条、そちらは上手くいってる様だねぇ」



「ああ、だがアンタが打ち合わせなく始めた

だからこっちは大変なんだぞ。解ってるか?」


「それについては問題はないよ、楽しんでる

それだけで傭兵は良いんだよ。分かるかい」



「──死ね、クソ野郎」




「そっちはどうだったかなぁ~? シスナ

君の機体はあったかい? それは良かった」



「任務完了── 帰投する Bポイントへ」







エルヴィス社、公演会場広場





「彼が今の翼ばたく鳥か── 名前は?」



「公演で言ってだろう? 聞いてなかったか

それとも、君のお得意のもう一度、か・・」


「そうだ、もう一度聞きたい ──名は?」



「ルート・マクレーン 階級は少尉だ。」




「昔はお前が造ってこの俺が翔べた。

だが、今のお前は戦争を楽しんでいる 」


「その、翼では ガイ・フェニックス 」


「俺は翔ばせないぞ。素の設計家ジン──

アルバート・ジン=エルヴィス お前は」



「君に相当、嫌われたらしいないつだった

君が私をその名前で呼んだ時は、昔だった」


「君や私がまだ若い頃、あの翼を憑けた時だ

この心が翔んでいく感覚は忘れない

ガイ・フェニックス── 今でも君を・・ 」


「もう一度、大空へ何度想うか・・・・

あの不死鳥が大空を飛ばなくなるとはな」







上空1235M  ロードポイント




「確認が取れました,通信は不能です」



「敵か味方か!? どっちだ?」


「正確には不明です。味方とも敵だと

そう──ハッキリは言えません しかし」


「おおよその予測では83%の確率で敵機です

この計算はほぼ外れないと言える確率です」




「──ご命令をルート様・・・ 」




 






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