強靭な心を!!
男→安藤昌は黙って青年→勇者の持論を聞く。
「心をなくしたらただの生きる屍ですよ。
食べて寝て、さらに食べて寝る…楽しいですか?」
「楽しくない!でも仕方ないだろ!!
こういう生き方しか知らないんだから!!
どうしろというだよ!!」
「では、僕でよかったらお手伝いしましすか?」
「はっ!?
勇者の仕事は?」
「今まで回り道ばかりだったのでちょっと道草したからといって文句いう人はいないでしょう
それよりもさっきまで何をしていたのですか?」
男は青年に今までのことを一通り説明して協力を仰いだ。
「なるほど。
ナンパですね。
僕もナンパはしたことないのですがなんでも強靭な心で挑むものです」
「ちょ!!
どこでどう聞いてそういう結論になる!」
「どう聞いてもナンパの話になると思いますが。
エルフ族は基本的に女性しかいない種族なんです。
多種族の男性に口説かれて子孫を反映してきたのです。
まっ、エルフの血は濃いということなのですかね」
「そういうことなのか!?」
「異世界ということですので」
青年はおもむろに獣の死体のほうへ向ける。
「いちおう、これをガマじいさんさんへ持っていけば丸くおそまるのではないのでしょうか?」
「確かにそうだな
そこから作戦考えようという話かな」