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魔道具

10000PV達成しました。読んで下さったたくさんの方々全てに感謝します。

 ありがとうございます。

 これからも頑張ります。


 本体の方は、鍛冶屋さんに作ってもらって、やっと出来たのは、あの魔道ゴマを解析して回転の原理を応用したジューサーと、フードプロセッサ。

 敢えて果肉を残すのもいいけど、この世界の果実水は基本潰すだけなので、皮を取り除かないものは、それが邪魔になる。

 種とか間違って飲んだ時は、微妙な気分になるから欲しいと思っていたのだ。

 勿論すぐに調理場に届けて、実際に使って見る。すごい!私の拙い説明で、職人さんは完璧にそれを再現してくれた。

 発動基盤を作ったのは私だけど、コマの真似っこだし、前世の知識のお陰でいい魔道具が作れた。

 うん。このさらっとした飲み心地はやっぱり最高!

「おいおい、この魔道具も嬢ちゃんが作ったのかい?流石に旦那様に黙っては使えねぇ」

「えー?私は発動基盤を作っただけだよ。本当に凄いのは、作ってくれた職人さん達」

「だったらそれを旦那様に説明してくれ。正直俺にはさっぱりだが、コイツがスゲえモンだってのは分かる。隠して使ってて、バレた時が怖いからな」

 結局父様にコマの事から全部話して、凄いのは職人さん達だと力説したけど、その発想が一番凄いからと言われて、結局匿名で魔道具登録して、量産する事になった。

 聖女騒ぎでも迷惑かけちゃったのに、また頭痛の種を増やしてほんとごめんなさい。

 街では私を知らない人はいない程有名人になっちゃって、天使ちゃん呼びする人までいる。

 神様の使いはコハクなんだけどな…。

 うん。色々と自重しよう。食べ物以外では!この前作ったプリンは勿論大好評で、料理長さん達には臨時ボーナスが出たらしい。

 次は何を作ろうかな?アイスは今は寒いし、来年でいいとして、米が無いからな…。

 レレイ様に聞いたら無いことはないらしい。けど、ここからは遠い国で作られてて、その国の人も雑炊として食べる程度。

 つまりは農民の食べ物。水田で作られる米とは少し違う陸稲おかぼで、余り広くは栽培されていないから、輸入はまずされない。

 私が大人になって冒険者として外国に行けるようにならないと、食べるのは難しいかな。

 

 もうすぐ兄様が帰ってくる。お父さんも私の誕生日の前には一度帰ってくるって言ってたし、それまでにはお父さんに認められる位に強くなって、連れて行ってもらいたいな。

 この辺には強い魔物はいないから、レベルは今の所頭打ちだ。

 スキルレベルを上げる為に頑張っているけど、日帰り限定冒険では出来る事も限られている。

 頑張った末に覚えたのが、時空魔法の亜空間。

 この魔法は位相の違うスペースを自分の空間として使える。しかも時間停止しないから、そこに住む事も出来るのだ。私が嬉々として家具を複製しまくったのは言うまでもない。

 従魔を入れるのは勿論、他の人を入れる事も出来るけど、収納庫すら明かしていないから、いつ言おうか迷っている。修行を積んだ魔導師なら使えるらしいけど、流石にまだ5歳だからな…。

 でもこれでいつ旅に出ても大丈夫だろう。

 最近、夜になるとコハクとサファイアが一緒に出かけていく。魔石を持って来てくれるのは嬉しいんだけど、二人の活躍のお陰で私達は完全なパワーレベリング状態。

 そして夜の間の私を守る為に、レレイ様の祝福の力で、ヒスイに守護の力を与えるように言われた。

 でも、祝福の力は、あくまでも自分の持っているスキルを与える力だ。与えるといっても自分のスキルが無くなる訳じゃない。

 私は守護のスキルを持っていない。持っているのはコハクだ。そう反論したら、ヒスイは位が上がれば守護を自力で覚えるから、今は従魔の間にあるパスを利用して、一時的に覚えさせるそうだ。

 所謂裏技的な物だと思うけど、結界魔法じゃだめなのかな?ヒスイも持っているし。

 コハクに聞いたら、かなり力の差があるらしい。私も結界魔法使えるし、そこまでする必要あるのかなって思ったけど、ヒスイが強くなるのは嬉しいし、コハクは神様から頼まれているから、責任感じているのかもしれない。

(分かった。私を通して守護の力をヒスイに渡す感じだね?)

 初めて使う祝福の力だけど、すんなりといったのは神様の加護の力だからかな?


 ヒスイ(0) 主 ルミナリア

 世界樹の分体  中位精霊

 

 レベル48

 スキル 木魔法 風魔法 土魔法 水魔法

 高速飛翔 応援 結界 回避 威圧 

 守護(仮)


 なる程、仮の力って事か。


(わたち、頑張ってるーを守るのー)

(うん。一緒に強くなろうね)


 二人のやる気に触発されたのか、いつも私のポケットが定位置のヒスイが、積極的に戦闘に参加するようになった。

 モモも、強くなりたいと希望したので、夕食前に教会に寄る約束をして、家庭教師の来ない日は冒険に連れていく事にした。

 お兄ちゃんの為の家庭教師だから、お兄ちゃんが学校に行くようになればもうちょっと冒険者活動も頑張れるけど、日帰り冒険しかさせて貰えない気がする。

 

 


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