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突然に遠のいた公示

  市役所は本来市民と一体になって規制を早く進めるべきなのだが、変な「中立」を意識している。これは数々の交渉の中で明らかだった。年度末に公示と言っていたのが三月始めになれば業者側からクレームが付くのを恐れているのは明らかだ。ひょっとしたら三月末ということで言質を取られているのかもしれない。しかし、ハンコをつくだけに何日もかかるといういいわけは難しい。市当局はどう対応するのだろうかと思っていたら、思いもよらないことが起こった。


  県からの認可が下りる前の三月七日、市は突然ホームページで三月二〇日公示と発表してしまった。これまでの動きから「早く公示しろ」と言う運動が盛り上がるのは明瞭だっただろう。市民の圧力を受ける前にホームページで宣言すると言う手に出たのだ。


  これで先手を取られた感じになった。ありとあらゆる手段をと考えていたのが、これだけはっきり日程を発表されてしまうともう変更が難しくなってしまったことになる。しかし、当初の三月末日よりもはかなり前倒しになったことにはなった。少なくとも市が厳密に景観形成条例を適用してくれれば公示以前の着工は違法となる。しかしそれは三〇万円の罰金に過ぎない。


  なんとか着工を三月二〇日まで引き伸ばす。あとはこれしかない。車を並べて重機の搬入を止めることも出来る。ここは駐車禁止ではないから、路上駐車ができる。先手で道路占有許可を取って路上イベントを開催することもできる。2日くらいなら座り込みだってできるだろう。損害賠償の訴訟を起されないように不特定多数で行う準備をしなければならないから、実際のところはなかなか大変だが、できないことではない。

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