第67話 鑑定はややこしい
突然ですが、ここでスキル〝鑑定〟について詳しく説明しようと思う。
私が使っていた鑑定は名前を省略してたんだけど、鑑定には種類がある。
簡易鑑定、人物鑑定、植物鑑定、鉱石鑑定、モンスター鑑定などなど実はたくさんある。
複数の鑑定の組み合わせでまた違う鑑定が出てきたりして検証班の頭と胃を痛めつけたのは有名だったりする。
とある洋画に感銘を受けた旅人が学者になって職業に考古学を出したかった結果、古美術鑑定と建築遺跡鑑定なんかを出したのが始まりだったかな。
今では立派な考古学者になって鞭を武器に冒険をしてるらしいよ、適正武器は本と杖の魔法特化だったはずだけど凄いよね。
さて、そこで1つ疑問なのは鑑定されたら人物やモンスターは気付くことが出来るのか?
正解はバレる可能性が高いと言う解答になる、それは何故か。
住人で鑑定を持っている人は少なく、旅人は多かったりするのが前提の話だけど、人を鑑定した場合鑑定スキルなどを持っている人だと何と言うか背中がゾワッとするんだよ、鑑定スキルを使われたって分かるように。
スキルレベルによって見える内容は違うけど使われた事は分かるようになってるらしい。
住人は気づかない人が多いみたいで鑑定スキルを持っていないんだろうと言われてるんだよ。
モンスターの場合はスキルレベルや自身のレベルによって気づかれたり、元々警戒心や気配に敏感であればすぐバレてヘイトを買ってしまったりする。
でもね、鑑定には注意しないといけない事があって、それは勝手に〝人や物を鑑定してはいけない〟ってルールがあること。
勿論野生のものとか犯罪者みたいなのは鑑定してもいいんだけど、そうじゃないのはプライバシーの侵害になるからね、ちなみ従魔も旅人判定になるから勝手に人物等に鑑定スキルを使うと住人だろうが旅人だろうが捕まって務所入りになります。
本人や持ち主に鑑定していいか確認してOKの場合はセーフ。
で、何故そんな話をしたのかというとー。
「痛いなっ、何しやがるっ!!」
「いいから大人しくしろっ!!」
「悪い事なんてしてね〜だろうがっ」
「許可なく特定人物等に鑑定スキルを使うのは犯罪なんだよっ、当たり前だろうがっ!」
という事が目の前で行われているからだよ、ちなみに使ったのは旅人で捕まえてるのが住人の衛兵さんだね。
ちなみに鑑定された被害者は私。
はーっとため息を付きつつアレーナ町に着いてからのことを思い浮かべた。




