第64話 巨木の話を聞いてみた
アレーナ町のことは後にして、勇者のことは聞けたので次はこの国のシンボルでもある巨大な木について聞いてみた。
どうやらあの巨大な木は〝治癒の樹〟というらしく、大昔に幼樹をエルフが発見して以来一緒に育ってきて今にいたるんだとか、葉っぱや樹液には回復効果がありそれを使ってポーションを作ったりするんだって、出来上がる代物は〝エルフの秘伝ポーション〟で効果はパーティ全体回復80%。
かなり効果が高くなかなか売っていない物である。
回復効果しかないから呪いのような状態異常には効かないみたい。
てっきり世界樹かと思ってたから少しガッカリしたけんだけど、そのことをポロッと口にしたら。
「はて?確か世界樹は妖精の女王が住んでいる場所か天界にあるはずじゃがのう?」
爆弾発言をされた。
ちょっと待ってよおじいちゃん!?妖精の女王とか天界って何さ〜っ!!
妖精女王は妖精界に住んでいる妖精達の女王様で、妖精郷とは別の次元にある場所に住んでいると、天界とはこの世界のどこか上空にあると言われる伝説がある場所らしい。
国王様も人づてにしか聞いたことがないらしいので詳しいことはわからないと言われた。
もしこの情報を流したらどうなるかと想像してから、この話は秘匿しようと決めた。
はっきり言ってめんどくさいことになりそうだからノーセンキュー。
友人には教えてみてもいいかもしれないけど今じゃないかな、転移のことで忙しいだろうし。
ーーー
あれから国王様と世間話などもして宿に帰宅、今日の出来事を整理する。
・転移に関する話
・勇者の行き先
・世界樹のあるであろう場所に関する話
転移はいいとして、勇者の行き先は恐らくアレーナ町でいいと思う、闘技場みたいな場所がたくさんあるとは思わないから取り敢えずそちらに行くことにしようかな、今なら旅人も落ち着いてるかもしれないし。
世界樹の方で出た場所はまだ行くにはレベルが足りなさそうだからしばらくは放置で。
アレーナ町を目指すけど、その前に掲示板でアレーナ町について詳しく調べよう。
前にも見たことはあるけど勇者の情報はなかったはずなんだよ、もしかして行き先は違う場所なのかな?




