第38話 コンパスと地図
長曰く、このリザードマンの集落には神様から頂いた〝導きのコンパス〟というものがあり、リアルと同じように針が2本あり先端に赤と青の色がついていて、赤は北を指し青はオアシスが出来た場所を指すらしい。
次のオアシスが遠い場所なら移動間に合わなくなることもあるのではと思ったけど、リザードマンは砂の上を移動する速度が早く暑いのも寒いのも爬虫類とは違い平気らしい、その為昼夜問わず徹夜で移動するのだとか。
ゲルも片付け安い造りになっているため問題はないそうだ、凄いねリザードマンって。
ちなみにシマエナガちゃんがオアシスを浄化していたことを話すととても喜んでいたよ。
リザードマンにとってオアシスの水はとても大事なものなのだそう。
シマエナガちゃんを連れてきてくれたお礼をしてくれるらしい、長は懐から人の手のひらサイズのコンパスらしき物を取り出し、私にはステータスボードを出すように言われた。
そう言えばこの世界の住人は私達のステータスボード見れるのだろうか?
この世界の住人がステータスボードを出している所を見たことないけれど。
そこを聞いて見たら、神職系の住人にはステータスボードが見えるし読めるそうです、一般の住人はステータスボードは見えるけど中身は読めないらしい。
ステータスボードが見えないと町中でいじってる時住人に不審者扱いされるよねコレ、β時代で検証されてたかな?
ステータスボードにコンパスが当たるとピカッと光った、何が変わったのか確認してみるとどうやら地図の仕様が少し変わっていて、近くに水源があれば表示されるようになったようだ。
神の祝福のおこぼれらしい、これは私のステータスボードの地図にしか表示されないので行ったことのある水源しか表示されないそうだ。
こういうところはハイテクなんだよねこのゲーム。
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ここにはこれ以上情報がなさそうなので、減ってしまった食糧や消耗品を補充して夜になってから次の目的地へ向かう。
目指すはエルフの王国だ。
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砂漠を無事に抜けることが出来た、道中襲ってきたスコルピオンやサンドワームを時には戦ったり逃げたりしながらだったからなかなかキツかった。
目の先に次のフィールドが見えて安心したよ、朝になる所だったからヒヤヒヤした。
せっかく耐寒の食事をして来たのに効果が続いている内に耐熱に切り替えるのは何か勿体ない気がして。
どうやら次のフィールドはジャングルっぽい、始めはエルフの町があった場所の様な森かと思ったけど植物を鑑定したらジャングルって出たからね。
取り敢えず目立たなそうな場所にテントを張り、リスポーン変更。
掲示板を確認してジャングルがないか検索して見た所該当有りで、木が鬱蒼と生えていて植物のツルなどが多く見られる、地面は腐葉土のように柔らかい場所があり湿っぽい。
出て来るモンスターの系統は虫・爬虫類・中型肉食獣が出没し、中でもヘビやヒョウのようなモンスターが不意打ちで攻撃して来るため索敵必須なのだとか。




