第17話 原っぱへGO!
この辺りに生息するモンスターは、小型だとウサギ型のラビラビ、キツネ型のフォルン、ネズミ型のマウリ。
大型だと、熊型のベアと鹿型のラマンなどがいる。
後、他のゲームでもお馴染みであろうモンスターのスライムやゴブリン、オークなどが出没する。
スライムはこの世界だと廃物処理に使われたりする温和なタイプや戦闘に参加させられるタイプの2種類で、基本的に攻撃しなければノンアクティブ。
核があるタイプではないので斬撃は余り効かず、打撃で叩き潰すか魔法で倒すかになる。
ゴブリンは一般的には人族の半分位の小鬼で、村や町の畑を荒らしたり、物を盗んだりするタイプ。
レア種族の初期地の町や里の様な結界がない場所ではよく出没するようで、冒険者ギルドでは常時討伐依頼が出ている。
こん棒やナイフなど装備している為、注意が必要。
オークは、二足歩行で体長が200センチもある豚で、横幅もそれなりにある。
身体が大きい分速度は遅いが、力が強く岩を殴れば砕けるほどだ。
接近して戦う人は油断したらミンチにされそう。
遠距離でもなかなか倒すことが出来ない防御力もあり、体力も少なくはない。
ここでは一番の強敵だろう。
生息する場所は洞窟の辺りらしいから、取り敢えず気にしなくてもいいだろうね。
ちなみに倒すと肉をドロップするらしいよ、その肉はどうするかねぇ?
人型から出たお肉って食べづらい気がする。
ーーー
やって来ましたよインスタントフィールド。
今回はいい場所に当たったね。辺り一面クローバーみたいな植物が生えた、ラビラビまみれのやつだったよ。
ラビラビはリアルのウサギより一回り大きなモンスターで基本ノンアクティブなカラフルウサギ。
毛皮が有名で色んな色のラビラビがいて、今の所12色確認されている。
毛皮欲しさに戦いを挑むと群れの場合、集団リンチで体当たりを受けるし、仲間を呼ばれてワンコそば状態になるから、一匹になった所を素早く倒すのがコツだ。
今目の前にいるラビラビ達はのんびりと、鑑定してもクローバーだった草を食べている。
とてもカワイイし、コハクもそのラビラビに近づいてキュイキュイと話掛けていて、とてもラブリー。
お触りしてもいいだろうかと考えながら、カラフルなラビラビを眺めていると…
ん?あれは何か変じゃない?
一匹のラビラビ?が目に入った。




