第16話 料理とは
待ちに待った商店街にやって来た。
ここで出来れば調味料は買いたい。
包丁とフライパンと小鍋はあるから料理の出来ない私でも焼く、煮るは出来る。
だが調味料がなければ素材だけの味しかしない何かだ。
せめて調味料があればとサバイバル生活中何度思ったことか。
鑑定で調味料の元が分かった所で、そのまま使えるかは別の話なんだよ。
市販で売られているものは加工されてるからね。
本職の人か趣味でやってる人是非頑張って下さい。
調味料を手に入る為ならば周りの視線は耐えてみせる!!
ーーー
私はあれから無事に調味料をゲットしたよ。
メンタルはやられたけど⋯⋯⋯
宿に戻って休憩しつつ次の予定を考える。
ここの周辺はすでに先人達により開拓済みで、地図も冒険者ギルドなどで販売されている。
それをステータスボードに取り込めば、自分の地図に記載される。
今ここにいる旅人達も時期に少なくなるだろう。
ならこの場所を拠点にしばらく周辺を探検するか。
他の旅人と同じように情報収集で判明した次の町へ行くか。
それとも別の新天地に旅立つか。
まあ、コハクと一緒にゆっくり考えようか。
ーーー
のんびりした後、しばらくはこの場所を拠点にして辺りを探検する事になった。
この町の周りには、大きな湖があるのは知っていたが他にも洞窟があったり、木に囲まれた原っぱみたいなところがある。
洞窟はコハクにはいいかもしれないけど、私は通路が狭いと機動力が悪くなるから、微妙なので今回はパスで。
原っぱは、インスタントフィールドなんだって。
インスタントフィールドは入る度に違う場所になるところで、基本的なのは草だけの原っぱだけど花畑になったり、小型のノンアクティブモンスターが戯れる草地になったり、モンスターハウスの様なアクティブモンスターだらけの荒地になったりといろいろあるらしい。
依頼で受けた依頼品の場所がここだった場合は、それに合った場所になるらしいからそれは良かった。
取り敢えず見に行ってみようかな?
間違って入ってもすぐに出られるみたいだし。
何より面白そうだから!




