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第14話 一段落ついて


 「ソラさんはこれからどうされますか?

 私は準備が終わり次第人魚の里を探して、一度帰るつもりなのですが、一緒に行きますか?」


 コハクにテイムモンスターで有ることの証明である首輪タグを付けていた私にシズネさんが尋ねてきた。


 私はソロで旅をしたい人間(コミュ症)なので、遠慮しつつあるものを渡すことにした。


 「これ、よかったら貰って。譲渡不可な代物になるけど。」


 長老から貰った天族の通行証を1枚渡す。


 「これってー、なら私からはコレをどうぞ。」


 渡した物をじっくり見た後、シズネさんもストレージから手のひらサイズの貝殻を取り出して渡してきた。

 鑑定結果は〝人魚の通行証〟

 私が持っている通行証の人魚バージョンで帆立みたいな貝殻に塗料か何かで魚のウロコみたいなマークが描かれていて、その下にはシズネさんの名前がある。


 「私動けるようになってからよく迷子になっていて、友人が人魚の族長から貰って来てくれたんです。

外で迷子になった時誰かに助けて貰うだろうけど、相手が人魚とは限らないと思うからって。」


 うん、実際そうなってるからね。

 先見の明があるねその友人の人魚さん。


 有り難く頂戴し、フレンド登録をした後お別れをした。


 これから周辺を散策していろんな店を見つけたり、泊まる場所を確保しないといけない。


 天族は珍しいからか、ジロジロと住人と旅人に見られるのも嫌だし、今日はさっさと泊まる場所を見つけて引き篭もろう。

 明日、装備とか食材を確認したり、ギルドで持っているモンスター素材を売ったり、クエスト受けたり⋯

 やることが多いなー。

 急いでやる必要もないし、やっとサバイバル生活から解放されたんだから、気楽に行こうか。

 

 それに、公式掲示板にもいろんなスレッドがあったから、それを確認するのもいいかもしれないしね。


 




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