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第122話 ここでいいの?ホントに?


 一応未成年も入れるファミリー居酒屋のようなものらしいので入店すると、既に出来上がった状態のドワーフが沢山居るんですけど、ここでホントに事情聴取するの?


 カーネルさんは同僚らしき人に何やら話し掛けてから私を入り口から奥にあるテーブルに案内してから注文を取りに来た人に何か頼むと。


 「今から聴取を行う方に報告してきますのでそのままお待ち下さいね。」

 「…えぇ、わかりました。」


 カーネルさんが離れたのでざっと辺りを見てみる。


 中はランプを使った明かりが沢山あってそれなりに明るく、西部劇に出てきそうな大きな酒樽を利用したテーブルとイスがあちらこちらにあり、各テーブルには木で出来たビールジョッキを片手に騒がしくしているドワーフ達がいる。

 おつまみもあるようでやサラミみたいな燻製肉やチーズのような物がテーブルに置いてある。


 いや、何故ココなの?

 普通兵士の詰所とかじゃないの?


 頭の中に大量の?が跳んでいると、カーネルさんが誰かを伴ってこっちにやってくるのが見えた。

 あれが上司のドワーフさんかな?


 「お待たせしました。こちらが聴取を担当して下さるサハル陛下です。」

 「いや〜、スマンのうこのような騒がしい場所に呼んで。」

 「は?」


 今なんていった?へいか……陛下!?

 ちょっ、何でこんな場所に陛下?担当?は?


 ーー数分後ーー


 「アイツは本当には問題児でな〜、民に迷惑をかけるからと追放刑にしたんだが、まさかあんなことをしていたとはー。」


 ジョッキ片手に愚痴を吐く出来上がった状態の陛下に相槌を打ちながら、ぶどうジュースを飲む私。

 カーネルさんは私に陛下を紹介した後同僚さんの方へ行っちゃったよ。

 いいのかそれで、王族いるのに1人にして護衛はどうした。


 何故か私の事情聴取と言うより陛下のガス抜きに連れて来られた感じなんだよね。

 あの犯人はどうやら実の弟さんだったらしい、鍛冶を真面目にやらずサボってばかり、他人の作った物を別の場所で自分が作ったと売っていたりとやりたいほうだいで、とうとう数週間前に国外追放刑にしたそうな、それがまさか今回の様な事件を起こすなんてアホ過ぎると愚痴るグチる。

 王族なのに国外追放って大丈夫なのかと確認すると、どうやらこの国は数十年に一度鍛冶大会があり、それに優勝したドワーフが王様になるから血筋とか問題ないんだってさ。


 ちなみ私をここに呼んだのは、唯の慰労会と感謝を込めてのお礼の意味合いで連れてこさせたらしい。

 余程あの弟さんはあらゆる人からヘイトを稼いでたみたいだね、あちらこちらのテーブルからも怨嗟やざまぁの声聞こえてるからね。

 

 「まあ、なんにしろ嬢ちゃんには助けられたからな、何でも頼んでくれ奢るからっ。」


 おや、何でもいいのかな?


 なら絶対奢られるより聞きたいことがあるよね?

 


 

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