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第13話 やっと着いたよ


 「すみませんでした。」

 「いや、落ち着いたならいいよ。」

 「キュン」


 話し終わった後に謝ってきたシズネさんに先程見た光景を説明すると、


 「もしそこに、町があるなら一旦そこを生活拠点にして、人魚の里に戻る為の準備をしようかと。」

 「一緒に探してくれる人もいるかもしれないから、それがいいと思う。」


 ところで、あのスレッドにはシズネさんにとって大事な情報があった。

 おそらくまだ見ていないであろうその情報を伝える事にする。


 「シズネさん、エルフの町の事を見た後スレッド見ましたか?」

 「いえ、確認してからはリスキルばっかりしてそれどころじゃなかったから見てないです。」

 「そうだったんですね、タイミングが本当に悪い。」

 「えっ?」


 あの続きには、最近人魚になった男性の旅人が、里でいきなり行方不明になってしまった旅人の女性人魚を探している住人がいると書き込んでいたのだ。

 その居なくなった人魚の特長が明らかにシズネさんの事なんだよね、泳ぐの苦手な不運体質の人魚って。


 「えっ、それって」


 慌てて掲示板を確認したシズネさんは泣きそうな顔しながら何か書き込み始めた。

 スレッドを見るとシズネさんと男性人魚さんのやり取りがあった、無事連絡を取れたようだ。

 ホッとしたシズネさんに言葉を掛ける。


 「じゃあ、町がありそうな所に行きましょうか。」

 「はいっ」

 「キュッ」


 2人と1匹で町を目指す。

 道中は順調に進み、あの場所の近くまでやって来た。

 大きな木に囲まれた木材で出来た建物が立ち並ぶ。    

 名前はシダー町と言うのだそう。


 門があるのでそこで審査を受けるのだが、私達の初期地点には冒険者ギルドなどがないので、身分を証明するものがない。

 取り敢えず事情を説明すると、訳知り顔の門番さんが証明書がない場合は、料金を払えば入国できると教えてくれたので無事町に入る事ができた。

 その足でチュートリアルの冒険者ギルドに登録をしようをクリアして、一息付くことができた。

 

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