第111話 やっぱり猫寄りなんだね
魚節とは、あの泉があったエルフの町えーっと確か名前はシダー町。
その特産品になっていた物でかつお節みたいなやつ。
前はあったけど魔王のゴタゴタでレシピを無くし作れずにいたのを旅人が復活してくれたのだそう、所謂復興クエストが出たんだろうね。
師匠は昔シダー町に行った時に珍しいと購入したはいいが使い道が分からず、取り敢えず交易に来た当時のケット・シーに見せた所、凄い食いつきだったと思い出してくれたので買いに行ったのだ。
その結果がコレです。
さっきのまでの空気が違う意味で殺伐としています。
油断すると襲って来そうだけど、プリンが不穏な気配を発し始めたのと鞄から出て来たシエルを見てからは一定の距離はしっかり保った上で、ヨダレが出そうな顔で見てくるからかなり怖い。
「そっ、それはシダー町の魚節かニャ?
今は作られていないって聞いた事があるけど、再開したのニャン?」
魚節が気になりつつも気合いで聞いてきたミケさんに無情なお知らせを。
「そうですね、ケット・シーの皆さんが里に引きこもってからすぐに復活しましたね〜。」
「ニャ!?ニャンですとっ!!」
聞いた瞬間ガーンと効果音が聞こえそうなリアクションをしたミケさんを始め、回りで聞き耳を立てていたケット・シー達がそれぞれショックなリアクションをし始めた。
うん、妖精族でもやっぱり猫寄りなんだね。
タイミングが悪かったとしか言いようがないね、戦犯は反省するべきだよほんと。
でも呪いのせいで移動するなら旅人にお願いして連れていってもらうか、旅人がこの大陸の地図を更新しないと行けないんじゃないの?
疑問になったので聞いてみたら、妖精の道でランダム移動するそうな、まさかの運だより。
だからケット・シーとなかなか遭遇しないとか当たり引くまでランダム移動とか怖いことするな〜制限あるんでしょ?。
里に帰る場合は、妖精の道の場所は種族特性ですぐわかるし直通で帰れるらしい。
つまり行きはランダム、帰りは固定って感じなのかな?
地図があっても使わないなら意味ないねソレ、ずぼらと言うか気まぐれというか神出鬼没?
本人達が気にしてないからどうしようもないね。
魚節は削ってる方がいいそうで、削る道具を貸してもらい均等に分けて配ったよ。
それなりの数だったから時間がかかって結局ケット・シーの里にお泊りすることになった。
魚節のお陰で好感度がかなりアップしたから族長の家に泊めてもらったよ。
里の外観?それどころじゃなかったし、疲れちゃったから明日のお楽しみ、それではおやすみなさい。




