第110話 大騒ぎだね
ーーあれから数日後ーー
シエルを連れて戦って見た感じ、私の代わりに指示を出してくれる司令塔になれることがわかった。
指示はどうやって出すのかと思ったら、脳内で何となくこうした方がいいって言われてる感じ?
ある意味テレパシー的なもので指示をしているようで、言葉による指示がいらないから敵に悟られる可能性が減るのはいいかも。
コハク達の連係戦闘を見てすぐに対応出来たのでかなりの頭脳派だ。
コハク達もシエルに指示されても仲間だからまぁいいかって反応で嫌じゃないようだしね。
私が指示するよりいい感じだからさ、これ私いらない子なんじゃないかって凹んだ。
コハク達はそんなことないよって慰めてくれたし、シエルもオロオロしてたけど、プリン…その仕方ねーなって顔してポンポン叩いて来たのは許さないから。
プリンをもちもちの刑に処してから、シエルがコツコツ貯めてくれた布を持ってケット・シーの里へ向かおうと思います。
ちゃんと他にも手土産は用意したからね、気に入りそうな物を転移陣を使ってまでね。
それではレッツゴー!
ーーー
にゃーニャンニャニャにゃにゃんニャン
うん、凄い事になってるよ。
転移陣で里に着いた途端、ケット・シー達に囲まれてます、もちろん武器を持ってね、にゃーにゃー騒がれてます。
ほら、仲間だと妖精の道を使うことが多いからこっちを使うのはよそ者ぐらいだし、魔王関係でよそ者も来ないようになったのに現れたからさ。
それも引きこもりになった原因の旅人だしね。
これを使って帰ったミケさんは大丈夫だったのだろうか?
「待つニャ〜!!その旅人さんはミケを助けてくれた天族ニャ〜、何かしたら許さないニャ〜!!」
何やら遠くの方から聞こえてきた声に、回りのケット・シー達が静かになっていった。
「もう前に伝えたニャ、今度恩人の天族の旅人が来るから歓迎してほしいニャって。」
仲間のケット・シーをかき分けながらやって来たミケさんがそう言うと。
あ〜、そう言えばいってたようにゃ〜といった声が沢山聞こえてきたと思ったら、ごめんなさいにゃ〜の大合唱になったので許すことに。
こちらも驚かせてしまったからとお詫びとしてとある物を取り出すと、一瞬にして空気が変わってビビった。
何しろ師匠から情報を絞り取ってきたものだったので、ある意味半分は期待してなかったと言うか…。
取り出した物、それはズバリ‘魚節’である。




