第104話 謎の物体が落ちていました
師匠を説教してから数日後。
師匠にはあの子が食べるだろう石系統が取れる場合を教えてもらったり、師匠に買って貰ったりしたよ。
…あれから少しだけ師匠の態度が変わったんだよね、ちなみにコハク達も。
師匠は私を少し顔色を伺ってから話し掛けて来るようになったし、コハク達は今までたまにイタズラをしてくることがあったんだけど頻度が減った、私を怒らせるとヤバいと感じたようだ。
…私そこまで怒りっぽくないからね、何なら最近本気で怒った事なんてβ時代に1度あったくらいなんだから(例の虫事件、運営にね)
そう言えばあの子の糸で装備を作ってもらうなら誰に頼んだらいいかな、私が知ってるのは旅人ならハガネさんだけどあの結構有名で忙しい人みたいだし迷惑かも、それに別の人にも頼んでみたいんだよね。
住民だと似たり寄ったりの量産物が多くて、違ったのは魔法使いの妹さんがいた武器屋くらいかな?
ん?何か今チラッと脳裏をよぎったけどなんだろう、武器屋で何か気になったことがあったような?
う〜ん、気になるけど今は装備の事を優先しよう、ふとした時に思い出すかもしれないし。
隠蔽装備の邪魔にならないような物を考えてもらわないといけないし、厳しいな〜。
何処かで落ちてたりしないかな生産職の人。
…まさかのちのちそれがフラグになるなんて私の幸運値を舐めてたよ。
師匠にも当てがないか念の為確認すると、
「あ〜、いるっちゃいるんだが今はどうかわからん。」
と曖昧な回答だった。
曰く、よくこの里に交易していたらしいが魔王が現れてモンスターが凶暴になってからは滅多に姿を見せなくなったらしい、まあその時って自分達のことで精一杯だっただろうしね。
良くその交易をしていた場所が下界あるそうで行ってみることにしたよ師匠込みの全員で。
気球をレンタルし、いざ出発。
いざ着いた場所は里からでも見えた山の麓付近で木が刈られて広場になっていた。
かなりの期間手入れはされていないようで草が茂っている場所も多いしだいぶ廃れた小さいキャンプ場って感じがする、そんな場所に何故か落ちてる物体が。
「だっ、だれか…助けて………ご飯、ください。」
「…」
「…」
さすがに師匠もびっくりしたみたい、何でこんな場所に住人の獣族らしき物体がいるの?それも一匹で?
何を思い出しかけたんでしょうかね?




