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第99話 ドナドナリターン


 まさかのイベント最終日にやらかしたので掲示板は大混乱になってたけど誰にも私がした事を目撃されてないし、お口チャックをしてるから問題は今の所ないよ。

 騒ぎが収まったらシズネさんやアリババさんにでも教えてあげてもいいかもね、シズネさんは悲鳴をあげてアリババさんは苦笑してる顔が想像出来るね。


 せっかく貰った招待状だけど場所が不明だから保留するしかないし、次は何をしようかな?


 勇者関連はドワーフの国みたいだから対策してないとマズいんだよね、岩山や鉱山、荒地に火山といったフィールドが多く出てくるモンスターも石なんかの鉱物系や、洞窟を住処とするサラマンダーといった火トカゲ系やコウモリ系なんかが生息してし、勿論私の嫌いな虫系もいる。

 コハクみたいなモール系も出てくる所なんだけど緑が少ないから肉はあっても果物や野菜が少なくて食べ物が偏るんだよね。

 モール系は虫も食べれるけど見えない様に食べてほしい切実に。

 コハク達の好物の件は勿論大事なんだけど、もっと大事な事はユエが火に弱いってこと。

 ドワーフは鍛冶屋の国って言われるほど鉱石や火を扱っていることもあってかなり熱いらしい。

 砂漠で使ったアイテムもあるけど長期間滞在するなら対策装備を作った方がいいし、ユエが火が苦手なことを考えると連れて行くのはちょっとマズいんだよね。

 でもテイマーギルドにまた預かってもらうのも微妙だからどうしようかと悩んでる。


 う〜ん、先に師匠の所へ戻ってから考えた方がいいのかな、この国に来ることを伝えた時用事が終わったらすぐに戻って来いよって言われたからね。

 ………このまま戻らなかったらどうなるか怖いのでお土産を買って戻ろうと思います(涙)。


ーーー


 「おかえり〜。」

 「っ!?」


 何故か師匠が転移陣のある広場にいてビビったんだけど。

 にこやかに挨拶してくる師匠が怖すぎるっ、いつから待ってたの?


 「何か今から帰って来そうだったら迎えにな。」

 「…」


 ある意味師匠に自重がなくなってるねこれは。


 「うん?何か増えてるな。」

 「…新しく増えた従魔のユエです、バロメッツのユニークですよ。」

 「へーっ、なかなか良さげだな。」

 「メェ!?」


 鞄から顔だけ出てたユエが師匠の視線に何か感じたのか飛び出して私の後ろに隠れたけど、ごめんユエ潔くイケ…ごほんっ、私の代わりに注目されてほしい。


 「さっそく訓練所に行くかっ!」

 「メッメ〜ッ!?」


 ユエの首を引っ掴まえて訓練所に向かおうとする師匠に慌てて追いかけ。


 「レベル差があるんですから、気を付けて下さいっ!」

 「わかってるよ〜、程々にな。」


 笑いながら受け流す師匠に顔が引きつった。

 

 ユエ頑張って生きて………。


 

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