第96話 ユエについて
さて、採用するならプリンかコハクの作戦かな、ユウヒのは最終手段だよ。
「まずはユエを観察してから、好物をあげてみようかな。
と言っても雑食みたいだし何が好物なんだろう、それにどうやって食べるの?本体って根っこだからそっち?それとも擬似体でも食べれるのかな?」
「キュ?」
「タヌタヌ?」
「?」
流石にすぐにはわからないよね。
ちなみにコハクは果物、プリンは野菜・果物で特にキャロ、ユウヒは意外とお肉が好きだったりする。
ではこれにて第1回ユエ会議終了で。
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次の日
ユエに渡す物があったことを忘れていた為、鞄からユエを取り出してみるがやっぱり寝ていたので取り敢えず起こしてみた。
「ユエに着けたい物があるんだけど起きてくれないかな?」
「………メェ?」
もぞもぞし身体を動かし小さな目をパッチリ空けて私を見てくるユエにイベントで交換していたアイテムを羊部分の首に着けているタグにセットした。
可愛いウサギモチーフのチャームは卵を孵す事が決まっていたからその子用に交換していたものだ。
始めはキョトンとしたユエだったが、嬉しかったのかぴょんと飛び起きて跳ね始めたのにはビックリしたよ、コハク達もそんなユエを見てビックリしてたからちょっと面白かった。
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ここ数日でユエについてわかった事。
・二重人格のように明るい時と寝てる時の差が凄い、明るいときは積極的に戦闘などにも参加するけど眠い時は日中1日寝倒す。
・物は雑食なだけあって何でも食べる。食べるときは本体の根っこで吸収?することもあるが擬似体の羊部分で食べる事も出来るんだけど食べ方がちょっとテコ入れしないとマズい……知りたい人はクリオネ、バッカルコーンで調べるといいよ、私は知りたくなかった。
・好物は肥料や土、新鮮な水といった植物が喜ぶ代物で鉢植えの土に肥料を混ぜると本体の根っこをぶっ刺してまるでお風呂に入ってほっこりしてる時の様なリアクションをするよ。
・戦闘は行動阻害タイプでツルや根っこの一部を使って相手を束縛して行動不能にしたり、擬似体を複数作り出して撹乱、麻痺や眠りといった状態異常の粉?を振りまくことで阻害も可能だが周りの仲間にも作用する為使い方に注意が必要。
・火に弱い為かユウヒが近づくと微妙な反応有り、嫌いではないけど苦手って感じ、他の2匹には普通かな。
・擬似体の毛?は食べる物によって材質や色を変えられるし、知識吸収型なので一度食べればいつでも変えられるみたい、但し食べられる物はナマモノに限る。例えばモンスターだとお肉は◯だけど皮や毛は✕みたいな感じ。
・擬似体の毛は採取が出来るみたいだけど、本体の根っこを隠す意味もある毛を刈るのはどうだろうということでブラッシングによる採取を決行した所、無事入手完了。
一気に刈るまねをしなければ本体も露出しないし、1回でそれなりの量を採取可能かな?
まあ私は生産職をとってないから持ってても使えないから、誰かに素材として提供することで何か作って貰うしかないね。
今の所わかったのはそれくらいかな。
ユエは存在がユニークであることもあり特殊なので生態は少し詳しく説明してます
プリンも同じユニークだけどまあ、特殊と言ってもね…
ユウヒは所謂ハーフなのでユニークでは無いんだ
コハクの種族はとある場所に生息しているよ
※この世界のユニークとは唯一無二の種類の事になります




