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第94話 ドナドナ


 「取り敢えず、この子は預かっていましょうか?従魔専門店に容量の大きい鞄があるかもしれません。」

 「…そうですね、1回見に行ってきますのでお願いします。」

 「わかりました、大切にお預かり致しますね。」


 従魔専門店に急いでむかい、店員さんに相談して今の鞄より容量の一回り大きいサイズを購入、テイマーギルドに再び戻ってくると、詳細を報告をした職員さんが戻ってきていた。


 「おかえり〜、私も今帰って来たばかりでね。

 君に渡す物を取りに行ってたんだよ。」


 そして見せられたのは虫めがね?


 「フッフッフ、それはねモンスター鑑定虫めがね上位版なのだよ、これであのバロメッツを見ればもっと詳しく調べることがー」

 「はい、そこまで〜私用で使う為に持ってきたのでなければそれはソラさんに渡すものですよね、と言うことで没収です。」

 「待ってそれは、」

 「はい、ソラさんどうぞ。」


 ちょっとしたコント?をしつつ渡されたそれを見る。

 

 「使い方は調べたいモンスターにかざして、魔力を込めればOKですよ。」


 職員さん(名前はリリーさん)は例の職員さんの頭を掴んで部屋の奥に引きずりながらにこやかな顔で答えてくれたので、お言葉に甘えようと思う、うん。


 今もぐっすり眠っているユエを虫めがねで見てみると、さっき鑑定したよりも詳しいことが書いてたけど、果たして普通のバロメッツとの違いがわからないから、どれほどおかしっゲフン変わっているか分からないためリリーさんにバロメッツについて教えてもらうことが出来るだろうか。

 多分副ギルドマスターっぽいから、詳しいことを知ってそうなんだよね。

 まあ、取り敢えずユエを鞄に収納?してみよう。

 気持ちよく寝てるからゆっくり持ち上げてみると意外と軽かった、本物の羊だと45〜90キロみたいだけどこの子多分40キロも無さそう、コハクかプリンぐらいなのかな?コハクは38でプリンは35だったりするよ。

 注意するけど常用タイプの身体強化込みの感覚だからね、リアルだと間違いなく重いからお米10キロ約3袋〜4袋分だからね。

 持ち上げて分かったんだけど、尻尾が生えてる辺りから根っこみたいなのが出てて、下にあった鉢植えに刺さってたよ。

 細いから切れないように鉢植えを先に持ち上げてから鞄に入れてみたらスポッと羊の部分ごと吸い込まれるように入ってビックリした、種の時は入らなかったしこんな風になるなんて掃除機なの?

 前の鞄は普通の鞄とかわらない感じで使ってたからコハク達も顔を出したりしても違和感はなかったけど容量が大きいとここまで違いがあるとなにか微妙な気分になるよ、吸い込まれた後?鞄の中はトンネルの中みたいに暗くなって見えなくなってるよ、猫型ロボットのアニメに出てくるポケットみたいな感じと言えばいいのかな?

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