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第93話 にゅーふぇいす


 野次馬になってる職員さんの1人に何があったのかきいてみたら、30分ほど前に鉢植えから植物のツルが大量に現れて辺り一帯に広がりそうだったので慌てて持ち主?飼い主?の私を呼び出しに職員の1人を行かせたらしい。

 残りの職員は監視して何が起こってもいいように準備をしてたんだけど、私達がギルドに着いた辺りでツルが一斉に鉢植えに戻ったと思ったらこうなったと、鉢植えが見えるようにしてくれた。


 鉢植えの上に何かモコモコした物体が乗ってる。


 鉢植えが隠れて見えないけど、その分浮いてるから上に乗ってるのがわかる。

 色は白で、サイズはモコモコしてるから分かりにくいけど多分1メートルくらいかな、ユウヒよりは小さくてプリンよりは大きいのは確かだね。


 それにしても何だろうねコレ、種から生まれたのだろうことはわかるんだけど鑑定してもいいのかな。


 詳細はコチラ


 名称:変異体バロメッツ ユニーク レベル1

 特技:植物魔法、植物操作、色彩操作、状態異常付与(麻痺・眠り)、斬撃耐性(中)、打撃耐性(中)、身代わり

 普通なら本体の木の根から擬似体を作りそれを囮ににして獲物を狩るモンスターだがこの個体は根を擬似体に本体を収納することで移動が可能になっている。

 さらに身体の綿の色を食べる物によって変えることが出来る。

 普通のバロメッツは水と土、獲物を肥料にしてからの食事が基本だが、この個体は雑食である。

 擬似体を覆っている綿は火に弱いので注意すること。


 うん、いろいろツッコミたいけどアレって毛皮じゃなくて綿なんだ………。


 ポチッとな。


 取り敢えず運営に連絡を入れた。


ーーー


 運営にも確認してから大丈夫を貰ったので、まぁ回答の返事が途中可怪しかったけれども、先ずは名前を付けてあげようと思う。

 野次馬がいる中で名前を付けるのは勇気が必要だったけれど。


 「君の名前を決めたいんだけどいいかな?」

 「………メェ。」


 モコモコが動いたと思ったら顔を上げたみたいで、まるでぬいぐるみみたいな可愛い羊でつぶらな黄色い目が私を見てくるんだけど何か眠そう、取り敢えず名付けは大丈夫みたいだから。


 「君の名前は、ユエでどうかな?」

 「………メェ。」


 こっくりこっくり頭を揺らしながら返事があったけど大丈夫かなコレ。

 …名付けが完了した表示が出て来たから良かったみたい。

 ユエはすっかり寝落ちしたのかまたモコモコ団子みたいになって寝息が聞こえてきた。

 ギルドの職員さんにも解決したので解散してもらい、報告を期待してた職員さんに鑑定結果を伝えると改めてお礼をするよと言ってどこかに走り去っていった。

 

 タグを貰ったのはいいけど、ユエが寝てるしどうしようかと悩んでいると、職員さんの1人に話し掛けられた。



 

 

 

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