クロスワールド・トラベラー
2xxx年、この世界では科学がかなり発達しており
VRMMOなどのゲームが当たり前の様にある。
ある日、とある会社が開発したVRMMOを出した。
そのゲームは有名な会社では無く、聞いたことがない新参の会社だった。
始めは大したものじゃないだろうと、余り見向きもされなかった。
だが、その評価は覆された。
今までに無い、
他のVRMMOなど話にならない、
現実と変わらないくらい、
本当に異世界に来たような体感が出来ると、βテスター達が声を上げたのだ。
その後、テレビなどでゲームのCMを見た人々は、瞬く間にその世界にのめり込み、発売を期待されるものになった。
販売日当日、大勢の人が詰め掛け大騒ぎになったりもしたが、無事購入しゲームを体感した人は多くが
夢中になり、それがまた人を呼びと話題にならない日がないくらいだ。
今では全世界にも販売され、多く国でも話題になっているそのゲームの名前は
〈クロスワールド・トラベラー〉
勇者と魔王が戦い、勇者がトドメを刺そうとした瞬間、魔王が死の間際世界に呪いを振りまいた。
それは〝忘却の呪い〟
世界の全てのモノからあらゆる記憶を忘却させるものだ
勇者が神から授かった力を使い、呪いを相殺することが出来た。
しかし、全てを相殺することが出来ず呪いが一部ばら撒かれてしまった。
神は力をほぼ失い、失った力を回復する為には眠りにつかなければならない。
神は自分とは異なる世界の神に助けを求めた。
異世界の神は快く快諾し、自分の世界から協力者を連れて来てくれた。
それが私達、旅人のことである。
旅人は基本的に好きなことをしていい。
メインストーリーは旅をして忘却されている情報を集め神に祈り捧げること。
他のゲームで言うところの神様の前でセーブする感じ。
職業が沢山あるから、戦士になったり、魔法使いになったり、農家で畑を耕してたり、テイマーになってもふもふパラダイスを作ったりいろいろ出来るのが
このゲームの楽しい要素。
まあ勿論犯罪者は駄目だけどね、場合によってはすぐに垢バンになってログイン凍結になる。
実際βテスターで垢バンになった人がいたみたい。
PvPが出来る場合は決まっている為、その場所以外はNPCによって逮捕されるから要注意。
運営は全てAIが行なっており、サブイベントなどは随時更新されるし、NPCもAI機能が搭載され各自動いて生活している。
五感もしっかりあるし、風景も人も本物みたいに精巧に作られている。
本当に楽しみだ。




