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カタルシス  作者: 神城 
3/3

理名

お久しぶりです

しばらくぶりの投稿になりました

「間も無く3番線に快速列車が参ります」

高校受験を目前に控えた1月下旬、最後の模試を受けるために電車に乗らなければいけない。

俺が受ける学校は県内でも屈指の進学高だから少しでも勉強時間を増やすために会場に行くまでの時間にも参考書を読み込んでいた。

そんなときに駅は耳が壊れるほどの騒音に包まれた

「!!?」

耳を塞ぎながら音のする方へと振り向くと「なに」かがいた。

今となってもあれが「なに」だったのかはわからない。

人の大きさの「なにか」だったのだ。

その周辺の地面が抉られていてさっきの音はその音だったのだろう。

幸い死人は出ていなそうだがかなりの騒ぎになっている。

そんな時だった。

「まったく。こっちにまで現れるなんてキミはなんでしぶといんだろうね。後処理が大変じゃないか」

少女だった。いや少女というには大人びている。

日本だと高校生位の年だろう。だが彼女の持つ白髪のショートカットが神秘的すぎて神の使いかと思うほど綺麗だった。

そんな姿に見惚れていると彼女は懐から銃を取り出した。

「もうこっちに来ちゃダメだよ」

そう優しく諭すようにいうと引き金を引いた。

その瞬間「なに」かは姿を消した。

「なんなんだ…?」

そう呟くと空が聞こえたのか少女はこっち振り向くと

「よかったね私がいて」

といって微笑んだ。

「キミはなんなんだ?」

「教えても無駄だよ。事件を解決したら世界は私を忘れてしまう。そういうふうにできてるんだ」

わけがわからない。世界が忘れる?

そんなことを考えたいると

「ああもう時間だ。それじゃばいばい」

そう言って持っている携帯でどこかに電話をかけ始めた

「理名です。任務完了しました。民間人の記憶削除をお願いします。」

そう連絡すると彼女は駅から出て行こうとする。

「まってくれ…

キミは何者なんだ?

記憶の削除?なんの話だ?」

「大丈夫。みんな忘れるから」

そういうと彼女はどこかへ行ってしまった。

だんだん意識が遠くなる

記憶削除の影響なのか。そんなことを考えながら呟いた

「忘れたく…ない…」






次はもっと早く投稿します

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