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回想① ~出会い~

来人くんの中学時代のお話です。


それではどうぞ!





 ―――まず、中学校に入学した頃の話をしよっか。ちょっと長くなるけど、いいかな? ……うん、ありがとう。風花さん。


 意外に思うかもしれないけど、元々僕はこんなにネガティブっていうか……うん、コミュニケーション能力が低い人間……陰キャじゃ、なかったんだよ。

 ……いやほんとほんと。もう、茶化さないでよ風花さん……! ふふっ。


 高校では一人でいたけど、それこそ中学の時は男子女子関係なく話せていたし、グループにもいたんだ。明るくて、ノリが良くて、誰にでも話し掛けて友達になってしまうような……所謂(いわゆる)、スクールカーストの上位グループにね。


 当時、僕がその中にいるようになったきっかけは一人の女の子だったんだ。出会ったのは、掲示板に貼ってあったクラス表を見ているとき。


 その中の自分の名前を探していたら、いきなりその女の子が話しかけてきたんだ。



『えーっと、僕の名前はどこかなっと……あ、あった! 一組だ!』

『―――ねぇ、もしかしてキミも一組?』

『え、ああそうだけど……?』

『じゃあ一緒だね。……ってあぁ、なんで急に話しかけてきたって思ってる? じゃーん! はいこれ、道端に落ちてたよ!』

『あ、僕の生徒手帳……! わざわざ拾って届けてくれたんだ。ありがとう!』

『どういたしまして、阿久津くん♪ それじゃあ折角だし、一緒にいこっか!』

『あ、その前に、えーっと……』

『? ……あぁ、そうだよね! 私だけ阿久津くんの名前を知っているのはフェアじゃないよね!』



 彼女はパッと花が咲いたような笑みで僕に手を差し伸べると、ニコッと朗らかに笑った。そして結んだ赤みがかった茶髪を揺らしながら八重歯が覗いた表情でこう言ったんだ。



『―――私の名前は"逢沢(あいざわ) 結衣(ゆい)"。同じクラスメイト同士、よろしくね!』



 これが、中学校で初めて交わした彼女との会話。入学初日で初めて中学の友達が出来た瞬間だった。



本日18時過ぎにまた更新します!


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