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旅への手順  作者: 蒼穹月
3/22

-3-

短いです。

「―さて。これからどうする?トニーが魔法か龍術で道作るのが、妥当だと思うが」

・・・・・・

「そうね。私もそれが良いと思うわ。トニーお願・・・い?」

ぐうーーーぐうーーー。

『ねえるうなあああ (怒)!』

どかっ!ばかっ!

「―~っっい~た~い~(泣)」

しくしく。お昼食べて、お昼寝しただけなのに。いきなり殴るんだもん。僕はビックリして、死ぬかと思ったよ。

僕は一呼吸して。

「何で殴ったの?」

聞いたケド。ティルもライ君も、何も言ってくれなかった(泣)。

二人を見ると、暗い顔して、溜息吐いてる。

んーと、えーと、つまり・・・。怒る気がしなくなった。のかな?

一生懸命考えてると、

「と、とにかく。魔法か龍術、で、道、作って、くれる・・・?」

ティルが力の無い声で言った。

全身、脱力してるけど・・・なんでだろ。

「?うん」

とにかく僕は、空中に【地】という字を書いた。

「地龍道化波」

ブゥンというぶれる様な音と共に、壁に道ができた。

「なるほど」

道が出来るさまを見て、ティルが口を開いた。

「どうやら、ここは魔法磁力の乱れで変化を繰り返す、迷いの洞窟と化している様ね」

「それって、ここに入り込んだ魔物の所為って事?」

「その可能性が高いわ、トニー。天然って事もありえるけど」

磁力を乱すほどの魔物・・・。

「は、早く出よう!」

慌てて出来た道を歩く。皆も僕に続こうとしたその時。

ごごごごごごごごごごごごごごごごごご。って洞窟が音を出して揺れ始めた。

磁力の乱れで出来た壁に、別の力で無理矢理穴を開けた所為で、魔力が暴走して、洞窟が崩れ始めたらしい。

「早く出よう!」

崩れ落ちる石や岩を避けながら、僕達は走った。

走って、走って、走って。

・・・けど。入口の光が、見える事無く、僕達は・・・・・・・・・。

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