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責任と使命

10/16 20:20分

文面を少し修正しました。申し訳ありません。


俺は倒木ダンジョンの中を進んでいた。入口付近に2体少し進み1体の合計3体のワイルドボアを倒したのだが、そろそろ昨日のワイルドボアの群れに襲撃された場所となる。俺は辺りを警戒しながらユックリと歩いていた。


前方から8体のワイルドボアが俺へと勢いにまかせて突進してくるのに気が付いた俺は、すぐにコンパウンドボウのストリングを最大まで引き切ると、焦らず1体1体に矢を放っていく。正確に眉間を射抜いてワイルドボアを次々と仕留めていった。





ワイルドボアLV3を倒しました。


ワイルドボアLV2を倒しました。


ワイルドボアLV3を倒しました。


ワイルドボアLV4を倒しました。


レベルが上がりました。


…………


……





「今のところカオスキルボアはこの周辺に居ないようだな。とりあえずもう少し進んで様子を見てみるか」


最後の1体へと矢を放つ、短い悲鳴を上げたワイルドボアは地面へと倒れていく。自動解体を使用しワイルドボアの体は光に包まれると次々に左手へと吸い込まれていく。昨日と違って俺の腕には鬼血の手甲が装着されており、俺へと安心感を与えてくれるように思ってしまう。



ワイルドボアLV2を倒しました。



最後の1体を自動解体で収納している時だった。前方から現れたワイルドボアよりも一回り大きな体をした個体が俺へと素早い動きで迫って来るのだ。奴の黒い体毛を見た途端に昨日のカオスキルボアの記憶が蘇ってしまう。


「魔眼!!」


コンパウンドボウを引き絞り、俺は奴のステータスを確認していく。すぐに狙いを定め眉間へと矢を放つが奴は頭部を左に振ると、突進してくる進路を無理矢理変えたのだ。俺が放った矢は奴の横を通り過ぎ通路の奥へと消えていってしまう。





ワイルドキルボア LV9 HP270/270




「ワイルドキルボア……まさか矢を避けたのか!?」


距離は約60m。再びコンパウンドボウで急所を狙い撃つとワイルドキルボアは頭を振り、その巨体は矢の進路から少しズレてしまう。放った矢はワイルドキルボアの額を擦り僅かな傷を刻んだ程度で勢いを完全に殺すには至らなかった。


ワイルドキルボア LV9 HP234/270



「くそっ……間違いない矢に反応している!」


コンパウンドボウを空間ボックスへと収納した俺は、ホルスターからブラッドナイフとファイターナイフを引き抜くと、両手にナイフを逆手で握り締める。ワイルドキルボアとの距離は30mを切っていた。


「鬼魂!……殺れるか!?」


体高1m以上あるワイルドキルボアの巨体は恐ろしく大きく見えた、間近で見るとあまりの迫力に足が竦んでしまうほどの恐怖を感じてしまったのだ、勢いを殺さずに俺へと突進して来るワイルドキルボアを俺は、体を捻って反転させてなんとかギリギリで躱すと右手に握ったブラッドナイフでワイルドキルボアの脇腹へと斬りつけた。




ワイルドキルボア LV9 HP212/270




「斬撃がほとんど効かないっ!?」


ワイルドキルボアへの斬撃は薄皮一枚程度の傷を負わせたが、ナイフによる軽い攻撃では致命傷を与える事ができなかった。硬い体毛により斬撃はほとんど意味を成さなかったのだろう。

すぐにナイフを突き刺す様に脇腹へと追撃を仕掛けた時だった、ワイルドキルボアは大きな頭部を突然振るうと、遠心力により巨体を無理矢理反転させたのだ。その巨体から想像出来ない動きに俺は僅かにワイルドキルボアへの反応が遅れてしまった。


ワイルドキルボアの鋭い牙が俺の胸へと目掛けて振り抜かれる!





ガギィィィィンッッ!!





鉄と鉄を激しくぶつけた様な甲高い音が響いた。


胸元を庇うように滑り込ませた左腕には鬼血の手甲【シールドモード】が展開されていた。しかし攻撃の勢いは止まらずに手甲の表面を滑り、ワイルドキルボアの牙は俺の肩を抉り取ると深い傷を刻んでいく。そのまま俺の体は弾かれ宙を舞ってしまった。かなり激しく壁に背中を打ちつけた俺は地面へと激突し、衝撃により肺から空気が一気に抜けていく……次の瞬間呼吸もままならない程の苦しみが俺を襲ってくるのだった。


「がはぁっ!?ぐうぅぅ……」


接近戦の経験がほとんどなかった俺は、LV9のワイルドキルボアに追い込まれていた。顔面蒼白の状態で直ぐに状態を立て直し、ワイルドキルボアへと再び両手のナイフを無理矢理構えていた。呼吸は思うように出来ず、肩に走る激しい痛みが俺の戦意を削っていく……


「ぐッ……まだ負けるか……よ……」


ワイルドキルボアは威嚇するように地面を蹄で何度も削ると、血走った赤い瞳で俺を睨みつけくる。身動きが取れなかった、少しでも動けばワイルドキルボアの強力な突進が俺へと迫ってくるだろう。鬼魂の効力があるうちにワイルドキルボアを倒さなければ、俺にはまず勝ち目はないだろう。


そう判断を下した俺は意を決して動き始めていた。同時にワイルドキルボアは勢い良く俺へと突進を開始する、壁伝いに走る俺を捉えようと追撃してくるワイルドキルボアの目の前で、俺は急ブレーキをかけ踏み止まるフェイントを入れて行く。俺の動きに合わせてワイルドキルボアの体勢がガクリッと一瞬崩れてしまう。

その隙に俺は左手のファイターナイフを力一杯ワイルドキルボアの首元へと突き立てていた。刃先は肉を切り裂き深々と突き刺さると、俺は確かな手応えを感じたのだった。




ワイルドキルボア LV9 HP93/270



ダンジョン内にワイルドキルボアの悲鳴が響き反響していく。俺は深々と半分程体へと突き刺さったファイターナイフを手放なすと、暴れるワイルドキルボアへと右手のブラッドナイフでトドメの一撃を突き立てた。痛みで我を忘れ暴れ回っていたワイルドキルボアは、ブラッドナイフの攻撃を避ける事など出来ずに血を撒き散らし地面へと崩れ落ちていくのだった。




ワイルドキルボア LV9 HP0/270




ワイルドキルボアLV9を倒しました。


レベルが上がりました。





「ハァハァ……なんとか勝ったぞ……」


座り込んだ俺は暫く動く事が出来なかった。激しい緊張感が解けて、急激に疲れや痛みが押し寄せたのだ。一応肩の傷がこれ以上悪化しないように、ポーション(小)を使用しておく。ポーションは最大HPの20%を回復してくれる秘薬だ。


暫く休憩した俺はワイルドキルボアを自動解体で光に変えて、空間ボックスに収納していく。今回の苦戦は明らかに俺の近接戦闘に対する経験不足により招いた結果だ……不甲斐ない。


これからは近接戦闘もこなせる様にしなければ、命を落とすかもしれない。ダンジョン内でモンスターと戦闘をする程、乗り越えなければならない問題が増えていく。俺の思いや経験を少しでも多くの人へと伝えなければならないだろう……


これはきっとダンジョンを発見してしまった俺の責任であり使命なんだ。


募る思いを胸に、俺はダンジョンの奥へと進んで行くのだった。













責任と使命編如何でしたか?


ダンジョンの奥へと進んだ、蓮志の背中は少し大きく見えたかもしれませんね。


蓮志は基本的に近接戦闘を苦手としています。今まで武術の経験がない蓮志にとって、あまりモンスターに近づく勇気はないでしょう。


さて、そろそろSP、JPを使用する時が来そうな予感がします謎


DP使用はもう少し後のお楽しみです、ダンジョンクリエイト。命までクリエイトしちゃったり?




10/17日も更新予定です!気になる方は、ブクマや評価などして頂けたら嬉しく思います!


それでは、今回もお読み頂きありがとうございます!


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