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第五.五話 姉さん、読まなくても先に進んでいい設定解説だそうです

 ひとまず放置もいけないので、女の人は未来さんが布でくるんで、僕のベッドに寝かせる。


 起きるまで一人で不安なので、何でもいいから二人に居てもらうことにしてもらった。

 あんまりのことなのと、おそらくチェルノさんのしたことだという結論に達したので、警察は呼ばない。

「で、私一度お問い合わせ番号に電話したんだよ」

「はあ…」

 内容はこうだ。


 これに入ってるものの種類を把握してるかと、大事になったとき責任とか誰になるの、という話。


 電話のむこうの相手は女性で、こう説明されたのだという。


 いろんなところの工事用の土砂を輸出、輸入している海外企業が協力してくて発売となったので、その作業をしたことのある場所や近辺といったことなら言える。

 多いのは、荒れる情勢の前の中近東ですかね、という話であったのだと。

 未来さん知識の補足だと、古代のシュメール?メソポタミア?そんなのが多いかもと言われた。


 やはり元からのマニアなんだなこの人。


 それ以外もあるけど、それは趣味で社長が集めていたものの一部だったり、取るに足らないものと言っていたようだ。


 …そのわりに、チェルノボグってその地方じゃない凄いの入ってたんですが。


 なので、だいたいが、そのへんの既に滅んだ文明のかかわりだろう、と言う話だった。


 らしい。



 なお、すべて自己責任なのでとも言われたようだ。

 回収されてたし、それで済まなかった何かはあったんだろうと推測される。


 そして神についてとしては。

 未来さんが調べたところに話が移った。


 メソポタミアの神。


 宗教であったものが、そもそも多神教だったらしい。

 その後のいくつかを除いてもそれだけで三千くらい神様と呼ばれていたものがいたのだ、と言う。

 バビロニアだなんだ付け加えたり削ったりしても最低そのくらい。


 多い、多いよ。


 日本だって八百万とかいうけど、それはなんにでも宿ってるっていうおおまかの表現であって、全部に名前とかついてない。


 だが多いということは、役割を集中させたものではない、大小があるという事でもある。

 ということで、話を聞いた未來さんは躊躇いなく売ったわけだ。


 ドライだよなあ…。神様相手に。




 さて、そうこう話が進むが、そこには疑問がちょっとある。



 邪神という文言に当てはまるのは何だ、と言うこと。


 これは、今日売っているのをちょっとダッシュでチェルノちゃんさんに買って来てもらった邪神を完全復活させよう第二号にそこそこ載っていた。

 現行、つまりいま崇拝され信徒がいるものは、大小あれど表立ってこれは邪悪と言われてるものはまずない。

 新興宗教といえどだ。

 小さいと言えど、ゾンビの話でよく聞くなにがし宗教だの部族単位の信仰だのは邪悪とはとても言わない。

 あくまで、何らかの悪い理由によって信仰が途絶えてるものか、神話の一部として残っている名前で伝わるだけの形のない物が対象に他ならない。

 宗教同士の対立なのか、侵略による政策なのか、そもそも生活に関して利するものがない本当に邪悪な何かなのか。

 そういったものでも、昔行われていた正しい信仰の儀式を行えば、意外といい神様としてまた付き合っていけるのでは?

 そんなことが二号には書かれていた。



 …んなわけないと思う。


 そういったものが創刊号に入っているので、次からは復活のために必要なものをそろえるコーナー始めるよ!

 明るくそんなことを書いていた。


 ふざけんな。

 なかなか現状見ても笑い事じゃないんだぞう。


 とにかく。


 力がかつてあったもの、と言うのを、なんかして増やそうとする意図を感じなくもない。

 そして、未来さんが覚えているひとことが何とも気になる、それは二人の共通意見だった。


「大当たりはカギだと思いますので、見つけたらお電話ください」


 なんだそれ。

 不穏。


 ひょっとしてすんごいやばい物入れて、それを利用しようとしてるとか、無いよね。

 とにかく不穏だが、僕自身チェルノちゃんに目を付けられて今こう関わっているわけで、一週間だけと言えど、逃げられるはずは今更、無い。

 さらになんか今爆弾が落ちてきたところだし。


 ということで。


 その人が寝ている間に、偉く突っ込んだ意見交換が進んだわけである。

 意図しないが凄く。

 じゃ、僕が買ったのは何なの。

 なんて神様なの。

 

 言いたいけど言えない、ちょっとした悩みが増えたのだった…。

この部分は、本当にノリをこれから適当な空気にしようとする以上


ただこだわりはあったんだよ?


として書いていたものにすぎません。

こんなのを長々書いていれば飽きるのは明確ですし。

書きたいものは笑えるものですし。

ということで。

続ける予定が途絶えたとしたら、ネタバレにあたる部分がもっと追記されたりはするかもしれません。

やり逃げの言い訳のための一話ですねたぶん。

それでは、この段をここまで読んでいただいた人がもし居たとしたら、それだけでありがとうございます。

辛かったと思います。

それではあと少し、続きます。

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