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仮面と旅する別世界  作者: 楸 椿榎
現世侵攻編
122/123

第百七片 なんだかな

「先生」

「なんだ?」

「なんであなたは、そこまで現世を良くしようと思ったんですか?」

「なんでかな。あっちの世界を救えたから、こっちも救いたいと思っちまったのかな」

「……それでこんなことになるなんて、先生バカですよ」

「お前よりは頭いいぞ」

「そうですね、俺もバカです」

「……まさか、お前に止められるとはな」

「俺だけじゃないですよ。俺に味方してくれたみんなに、先生が止められたんです」

「……なんだかなあ。お前の発想は、やっぱり俺と全然違う」

「そうですね」

「お前は、俺にどうしてもらいたい?」

「罪を償って、また俺の教師してくださいよ」

「今度はお前を殺すかもしれんぞ」

「そんなことしないでしょ、先生は」

「……なんだかなあ」


 その瞬間、世界中の、ムー所属の魔物の破壊行動が止まった。

 世界は、どうにか救われた、ということだ。

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