BackGround Music
バックグラウンドミュージック──BGMと略した方が一般的ですが、映画やドラマ、ゲームやアニメなどで背景として流される音楽であり、作品の演出の支えとなる存在です。
私はこれが結構好きで、気に入った作品はサウンドトラックCDを買って何度も繰り返して聴いていたりします。
これは私の持論になりますが、BGMが良い作品は名作が多いです。順序が逆で「名作だから」良いBGMを付けられるのかも知れませんが。
楽しげなシーンではポップな曲、哀しげなシーンでは哀愁漂う曲、戦闘シーンでは激しい曲、それぞれの場面場面に合った曲を流すことで観客の感情移入は遥かに高まります。「人間の五感の八割以上は視覚」なんて言う言葉も聞きますが、音を通して伝わるものも決して少なくはないと私は思います。
さて、映画等であれば一緒にBGMを流してくれるのでそれを聴いていればいいのですが、小説という活字媒体には基本的にBGMは付いていません。WEB小説の中にはBGMが付いているものもありますし、もしかするとその内「小説家になろう」にもバージョンアップでBGMを流す機能が追加されたりする──著作権等の関係で難しいでしょうが──かも知れませんが、少なくとも現時点では書籍は勿論としてWEB小説でも付いていない方が大多数でしょう。
但し、付いていないと言うことは逆に言えば読者の方が自分の好きな曲をBGMとして流すことも可能ということですので、読んでる作品に合った曲を流しながら読んでみると言うのも小説の楽しみ方の一つかと思います。
作者の方は執筆の際に音楽を聴きながら文章を綴っている人も多いのではないでしょうか。中には静かな環境でないと集中して書けないと言う方も居るかも知れませんが、私は大抵何かしら曲を流しながら執筆しています。
作者が執筆していた時に聴いていた曲のイメージが文章に籠り、それが自然と読者の方に伝わった結果、感想欄で「思わずあの曲を思い出した」「あの曲を流しながら読みました」なんて言ってもらえたら、通じ合えた気持ちになれて素敵だとは思いませんか。
なお、曲のイメージを籠めるのは良いのですが曲名や歌詞などを書いてしまうと著作権に抵触する可能性がありますので、作者の方はその点ご留意下さい。
ちなみに、私は今バリバリのロックを聴いて髪を振り乱しながらこれを執筆しています。
淡々とした文面に籠められた熱い魂を感じて頂けましたでしょうか。