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骸骨の王  作者: アンチ
2/2

始まり

誤字脱字気を付けますのでよろしくお願いします。

俺は目を覚ました。念のため転生に成功したかを確かめる。うん、大丈夫だ。


辺りを見渡す。真っ暗だが死んだ時の暗闇に比べるとまだかなり明るいほうだ。どうやら洞窟らしい。


ちゃんと1000年前に転生できただろうか?


体を起こそうとしてふと手に何かが当たった。拾い上げようとしてあまりに重くて少しふらつく。が、なんとか持ち上げてみた。


どうやらゼウスに頼んでおいた魔導書のようだ。表紙にはゼウスの象徴である鷲が描かれている。


ページをめくり、中も見てみる。この世界の言語なのか見たことのない文字がびっしりとかかれていた。しかしゼウスはご親切にこの新しい体に言語翻訳機能を付け足しておいてくれたようだ。おかげですらすらと読むことができる。


ゼウスから前もって聞いてあるがこの洞窟は特殊なものらしく1000年経たなければ開かないところらしい。中はかなり深いらしくマントルのぎりぎりまで行けるらしい。魔物ももちろんいる。


1000年間もここで過ごすわけだが時間は腐るほどある。寿命は永遠。何せ―――



俺はアンデッド、スケルトンに転生したのだから。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


時間はゼウスに転生させられる時にさかのぼる。


「俺を勇者が現れる1000年前に転生させてくれ。」


「………何を言っておる。そんな前に転生しても意味がないぞ。」


「わかっている。俺はただ単に1000年前から努力して自分の才能をあげてみたいだけだ。それにそれぐらいの時間がなけりゃ魔導書とやらは全部読めねぇんだろ。だから────アンデッドに転生させてくれ。」


「本音は?」


「アンデッドで無双が夢で…はっ!?」


「お前にも夢があったんだな…」


「ちょっとその哀れみの視線やめて!!俺にもあるわ夢とかすんません調子乗ってしまいましただからその手から出てる炎の弾投げないで!!」


「…………………ちっ…」


明らかに不満そうな表情で舌打ちし、渋々炎の弾を納めた。


「さっさと転生させるぞ…(お前といるとキレて世界を滅ぼしそうだ ボソっ)」


「なんか物騒なこといいましたよね!?」


「うるさい黙れ」


「ごふっ!?」


腹 を 殴られた


「ごほん、では始めるぞ」


そう言いつつ両手を一点の曇りもない空へ差しのべる。徐々にその手に光が宿りやがてゼウスは美しく、だが威厳の厳しさのある声で高らかに歌い出す。



さぁ行け迷い人よ


さぁ行け正しき人よ


さぁ行け



運命に選ばれし光ある



破壊者よ



幸運を祈るぞ、


黒金颯太よ


そうゼウスが言っているのを聞きながら俺は気を失い、現状に至る。


アンデッドって頼んだからランダムにされたのかスケルトンになった。まぁアンデッドで一番好きなのはスケルトンだったから別にいいんだけど。ちなみに自分のステータスが見れるらしいので早速見てみる。


黒金颯太

種族 スケルトン

特技 なし

状態 異常なし

装備 神の魔導書



ま、普通だな。本も武器になるのか。


さて、これからどうしよ「グルォォォォ!!」かぶせんな!!


「誰だよもう!?」


少しばかりキレて勢いよく振り替えると────



クッパがいた。しかも少し機嫌が悪いようだ



………は?えなに?この世界ってマ〇オとかいるの?だったら────


「助けて~マリオ~!!!!」


よし!!助けてドラ〇もんみたいに呼べば来るはず!!〈泣き〉(ほとんどやけくそ)


すると…


ヤッフー!!


おっ、本当に来たー!!


ってどこだ?


あっ、クッパがなんか投げてきた!?慌てて避ける。


ってよく見たらマ〇オの首じゃないか!?


つうか血だらけの顔でウィンクしてくんな。キモい!!


グシャっ


さて不快な視線はなくなった。さぁ、戦おうって何ドン引きしてんですかあんた!?殺したこ本人ですよね!?もうめんどくせ食らえ!!


「ていや!!」


「がふう!」


「よわ!?」


弱すぎる!?ただ本をぶつけただけなのに!?装備のステータスも見れるらしいから慌てて確認する。


神の魔導書


攻撃力 10000000000000000000



……………………はっ!?ナニコレ?チートアイテムじゃねぇかぁぁぁぁ!!!?????


これ使えば無敵じゃん!?っとなんか書いてある…えーと何々『一回攻撃したら攻撃力は0になるよ』だって……。なにがしたかったんだよゼウス……。あぁそうか努力すると言ったからか…。


兎に角クッパの死体を解体するため魔導書をめくり項目を探す。おっ、あったあった。


ギガントタートル


堅固な甲羅をもち、トゲには毒がある。牙はどんな肉も削ぎ落とせるほど鋭利。魔法使い50人で倒せる。


ふーんそんなやつだったのか。チートアイテムだったから一発koだったけどな(笑)。


まずは牙を引き抜き肉を削ぎ落とす。甲羅は繋がっている肉を削いで外した。魔力を生み出す魔臓も体内から取り出した。赤いボールみたいだ。


なんかスプラッタになってるのに何も感じないのは少し不気味だ。スケルトンになったからか?


魔臓は食べると魔力が上がるみたいだから早速食べてみる。何かステーキみたいな味だな。


すると白かった俺の体がだんだん赤みがかかり『化石ホリダー』の赤化石みたいに変化した。力も何だか沸き上がるように感じてくる。


ステータスも再確認してみる。


黒金颯太

種族 レッドスケルトン

状態 異常なし

特技 なし

装備 なし


やはり変化しているようだ。ただのスケルトンだったのにレッドスケルトンになってる。何故だ?


魔導書をめくってみる。すぐにスケルトンの項目を見つけたから早速読んでみる。





スケルトン


死者がちゃんと供養されないため、魔物として甦る。

魔力の違いによって色が変化し、進化する。


スケルトン

レッドスケルトン

ブルースケルトン

グリーンスケルトン

パープルスケルトン

ホワイトスケルトン

ブラックスケルトン





………オラ決めたよ。ブラックスケルトンになってやる!!


そうと決まったら早速頑張るでぇぇぇ!!


俺は熱心に魔導書を読み始めた。





肉と骨どうしよう

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