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家に着き、玄関のドアを開けたらそこに美咲が腕を組みながら立っていた。
「どこに行ってたの?今朝、なんていったか覚えてる?」
美咲が話しかけてくるが返事をしない遼哉。
「聞いてる?聞いてるなら返事しなさいよ」
「…うっせぇんだよ」
「いま、なんて言った?」
遼哉の言葉にブチ切れた美咲は、遼哉の腕をつかんでそういった。
「いってぇんだよ!離せよ!」
腕を振り回すが美咲は離そうとしなかった。
「なんで反抗するの?」
「離せよ!離せ…」
"ゴン"
バランスを崩した遼哉は、その場で倒れ頭を打った。
「…っ」
「ゴメン…大丈夫?」
倒れた遼哉を起こそうとする美咲。
「離せ!1人で起き上がれるから」
そう言いながら必死で起き上がろうとする。
そんな遼哉を見ていつもと違うな…と異変を感じた美咲は、
無理矢理、遼哉の手をとって起こすのを手伝おうとする。
「いいってゆってんだろ」
「いいから起き上がって。ゆっくりね」
自力で起き上がれないことをバレてしまった遼哉は、
美咲に反抗しても意味がないと思った。
そして、拒絶することを諦めた。
素直に美咲の手を借りて、ようやく体を起こせた。
「頭以外、どっか打った?」
「イヤ…」
「背中とかは?」
「…ううん」
リビングにあるソファーまで美咲に連れてもらい、そこで横になった。
数分後、美咲に起こされた遼哉は辛そうに目を開ける。
「起きてる?」
「…なんだよ?話なら後にしてくれ」
「いいから!」
「…さっきので体が痛いんだよ。誰かさんのせいでな」
「それは…謝るわ。それより今日、どこに行ってたの?」
「その話かよ?うざいんだよ」
「今朝、忠告したよね?」
「うっせぇんだよ。アンタは俺の保護者か?ほっといてくれ」
そう言い、ソファーにあったクッションをとって美咲に向けて投げた。
投げられた美咲は、あるところに携帯をかけた。




