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手首の治療を終えた遼哉と美咲が病院を後にした。


2人のもとに紗佳と誠が車で迎えに来てくれたのだ。


「車があったほうがいいかなって思って迎えに来たよ」


「ありがと。紗佳。誠くんも」


「遼哉!大丈夫か?」


「…」


「何話しかけても黙ったままなの。今日、何かあったんだわ」


「…そっか。とりあえず様子見よう」


3人が話している間、遼哉はずっと無言で下を向いていた。





翌日、美咲に言われた遼哉は学校を欠席した。


「今日は、学校休んでウチにいなさいね」


「…」


「おとなしくよ。返事は?」


「…(コクン)」


「行ってくるね」


美咲はウチを出た。しばらくしてから、遼哉は美咲との約束を破って外出し、図書館にむかった。


過去の新聞を見るために。その後、叔父に会いに行った。




−事実が見つからない…神崎、本人に問い詰めたほうが早いのか…−


−神崎は、俺が本当のことを知らないと思っているようだし…ケガが治り次第、いや、治ってからじゃ遅いよな…今すぐでも問い詰めないと−


考え事をしている遼哉に携帯が鳴った。


「もしも…」


「どこにいるの?」


美咲の怒鳴り声が…。


時計を見ると美咲がもう帰っている時間だった。


−やっべぇな…まっどうでもいいや−


「今、自宅に向かっている」


「早く帰ってきなさいよ。怪我してるんだから!」


「うっせぇな」


「心配してるの!わかってんの?」


「わかってる!切るよ!」


遼哉から電話を切った。


次話更新は、1週間後です。(予定)

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