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美咲と同棲が始まって数日がたった。


「今日、病院に行く日だよね?」


美咲に話しかけられるが遼哉は気付いていない。


「遼哉くん?聞いてる?」


「・・・」


美咲が近づいても気付かない遼哉は、考え事をしていた。


「ちょっとぉ〜」


「うおっ!!」


美咲の大声にビクッとびっくりする遼哉。


「病院、今日だよね?」


「ああ…1人で行けるから」


「なんで?遠いわよ」


「タクシーで行くからセンセは学校に行って。俺、遅れていくから」


「…ん、わかったわ。気をつけてね」


「ラジャー」


美咲は、ウチを出た。その後、遼哉は病院に向かった。




  +++




「誠からメールがきて、遼哉くんは休みなのか?ってね」


職員室で紗佳が小さな声で美咲に言った。


「遅れてくるって言ってたよ…ん、それにしては遅いね…」


時間を見ながらそう言った。


午前中に行ってるはずだから午後はもう来てるはずなんだけど…


心配になった美咲は、職員室から抜け出して資料室に向かった。


そして、さっそく遼哉の携帯にかけてみるが…出てくれなかった。


早退できない美咲は、紗佳を通して誠に頼んだ。


ウチに遼哉がいるかどうかを。


伝言を聞いた誠は、学校をサボり遼哉のとこへ向かった。


インターホンを鳴らすが応答がない。


ウチにいないことを確認した誠は、紗佳にメールを送った。


"留守だったよ。心当たりある?"


伝言を聞いた美咲は、急いで仕事を終え、紗佳とともに誠がいるところに向かって誠と合流した。


そして、3人で手分けして探し始めた。


その頃、遼哉は街はずれにあるビルのところにいた。







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