表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/31

17

退院した遼哉は、誠たちと美咲の部屋にいた。


なぜか?それは、誠に言われたからだ。


"生活するのに不便だろ?当分の間、美咲センセのところで世話になってもらいな。恋人なんだし"って。


確かに不便だ。頭のケガは、治ったとしても右腕と左足は骨折していてギブスをつけている状態だし…。


「なぁ、一緒に住んじゃえば?美咲センセと」


急に言い出す誠にア然する遼哉。そして、紗佳もいいね、と賛成する。


「住まない!ケガが治り次第ここから出る!」


遼哉がそう言いながらタバコを取り出した。


「そう…あなたね、未成年でしょ?やめなさい。タバコは」


持っていたタバコを取り上げる紗佳。


「うっせぇな。返せよ!タバコ」


怒鳴る遼哉。


「まあまあ…おまえってさ、一緒に住まないワケなんかあんの?自由がなくなるからか?今みたいにタバコとか」


誠に言われて固まる遼哉。


「「そうなの?」」


美咲と紗佳がハモった。


「ちげーよ。美咲センセに迷惑かけたくないからだ!」


「迷惑なんて思ってないわよ。正直に言うとね、あたしは遼哉くんと一緒に住みたいの」


美咲がそう言うが遼哉は、首を横に振る一方だった。


「なぁ、俺たちに言えないことでもあるのか?」


誠が遼哉に聞いた。


「もしかして理事長のこと?」


紗佳が誠に聞くが誠は返事しなかった。


「ああ、そうだよ」


いきなり言い出す遼哉に驚く3人。


「おい!やめろ」


誠が止めようとするが…。


「神崎…理事長は、俺の親父だ…おふくろを死なせたヤツなんだ…」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ