第四部:三人組の高校生活
#今年は三人組が高校に入学する年です。でも…谷屋は違う高校に。これから三人組はどうなるのでしょうか…?
今日もまた三人組の世界へいきましょう
ポワン
「みんな。受験シーズンだぞ。受験するか、就職するか、決めなさい。」
三人組は共学のA高校とB高校を受けた。
そして…
神寺拓海はA高校
田中信治はA高校
谷屋光はB高校
だけ合格した。
「田中と谷屋はどうだった?
f(^_^)
俺はA高校だけ合格したぜ」
「僕もA高校だけ合格したよ。
(#^^)」
「私は…B高校だけ合格したの…
(-_-) 」
「マジ…かよ。
(/_;) 」
「三人組分裂…
(OoO)」
「違う高校になったけど、ずっと友達でいようね。」
「うん」
「もちろん!」
ポワン
…こうして違う高校に進学した三人組。
三人組の高校生活は…どうなるのか…
卒業式前日からみてみましょう。
ポワン
…卒業式前日
休憩時間
「谷屋、放課後に体育館の裏に来て。」
「田中君…わかった。」
…放課後
「谷屋、やっぱり僕は谷屋を友達と思えない。…突然だけど、好きです!
(>∀<)」
「……ゴメン、直ぐには返事できない…」
「高校に入ったら必ず答えて欲しい。」
「…とりあえずサヨナラ」
…卒業式当日
「谷屋、卒業式が済んだら、ちょっとついてきて。言いたい事がある。」
「神寺君…わかった。」
卒業式が済み、神寺の後を谷屋がついていく。
たどり着いたのは、お寺の近く。神寺君の叔父が住職をしている。
「谷屋。俺、谷屋が好きで好きでしょうがない。突然こんな事言ってゴメン。返事は入学式の日までに言って欲しい。YESかNOか。」
「…とりあえずサヨナラ…」
家に戻って谷屋は悩んだ。
悩んで、悩んで。
【私、どっちが好きなんだろう。
どっちも友達なのかな…わかんない…わかんないよ…】
谷屋は今まで自分のしてきた言動を可能な限り思い出す。
遠足・野外活動・修学旅行・部活・発表会…思い出す事ができた気持ち。複雑な気持ち。それは…
神寺拓海君は好き
ではなく友達…
田中信治君は好き
だ。
思い出した。
神寺君がリーダーだった。
でも、自分は…リーダーの神寺君よりも田中君の方が気になっていた。それは…今も同じだ。
…始業式
春休みの前の気持ちは…今では少し大きくなってる。
三年前の岸田幸治君と三園光さんがうまくいったように、私もうまくいけばいいなと思う谷屋だった。
家に戻ると、神寺君にNOと告げた。
神寺君には悪いけど事実だ。
それから田中を家に呼んだ。
[ピンポーン]
部屋に田中を呼んだ。
「私は…神寺を友達…田中を友達以上…好き。」
「ホント?」
「ホント!」
「…ヤッター!」
「僕、断られたらどうしようって思ってた。夢じゃないかしら…いてて…痛いから夢じゃない。ヤッター」
そうして、新たなカップルが誕生した。
…その頃
神寺君は…
【振られたな。見事に。ハア】
そうして始まった高校生活。
神寺拓海は次の恋をして実り、
田中信治と谷屋光の恋も実りました。
神寺拓海は今は谷屋を友達と思えるようになったけど、初恋は忘れない。
谷屋も、神寺が自分を好きだった事を忘れない。
三人組は四人組?になりました。
でも三人組。
第五部まで続きますので、よろしく