第二部:青い鳥伝説
青い鳥とは…何なのだろう…
今日も三人組は何をしでかすやら…ちょっと覗いてみましょうか。どれどれ…(..)モワン…
「おい、田中、谷屋、おれ、面白いもん見付けたんだ!」
「何を見付けたんだ?」
「じらさないで、教えてよ〜」
「ジャーン! この地図何だけど、昔の地図みたいなんだぜ。」
「確に古そう…」
「ん、何か書いて有るぞ。ウ〜ン…あ、これ右から左に書かれてるみたいだ。フムフム」
「なっ面白いもんだろ!青い鳥を見た!なんてさ。」
「青い鳥って何かしら。青い鳥って見たことないわよ。」
「毎年いつも裏山の建物にいるって書かれてる。」
「ホントだ〜裏に書かれてる。」
「よーし。余り遠くないから。放課後行ってみようぜ!」
「賛成」
「賛成で〜す」
「決まり!」
《キーンコ-ンカ-ンコーン…》
「あっ授業始まる」
モワンヤレヤレまた大変な事にならなければいいんですが…放課後になるのを待ちましょう。
…そろそろですかね。
ドレドレ(..)モワン…《キーンコ-ンカ-ンコーン…》
「やっと終わった」
「早速いこうぜ。地図の裏山に。」
…裏山
「この辺りに建物があるはずなんだけど…」
「神寺、谷屋、あれ違うかな。」
「とりあえず行ってみようぜ!」
…大きな館の前
「でっかー。きっと昔金持ちがいたんだろうな。ドアは…開いちゃったぜ!?」
「よーし入るぜ!」
…館の中
「少し暗いし気味悪いな。」
「キャー」
突然悲鳴の後に谷屋が消えた…。
「谷屋ー!、谷屋ー!」
「たっ助けてー!キャー」
声が聞こえたその先には…恐る恐るゆっくりその方向をむくと…何もない。
足で探りながらゆっくり進むと、イキナリ床が抜けた。ヒューン。ドサドサ
「いっ痛〜い。早くどいて。」
なんとそこは、地下牢だった。
元々刑務所だったらしい。鍵が掛ってる。しかもコウモリが飛び回ってる。
「どうする?(/_;)」
「どうするったって、どうすんだよ!?」
「マァマァ喧嘩したってどうにもならないよ。それより、今床が腐ってたから落っこちたんだろうから、他にももろいトコ無いか探してみようよ。」
「成程。もろいトコから地下牢脱出するわけか。」
…しばらく経って
「ねぇ、有ったよ〜。この鉄柱錆びてる。しかも、3本で通れそう。」
「確に。」
「せーの。」
バキッ
「なんとか出れた。それにしても暗らいな。」
「壁沿いに行くしかないな。」
…そんなこんなで上がり階段があった。
「そろりそろりと一人ずつ上がろうぜ。」
そしてなんとか上がった三人組は。
何か台が有って、その近くに人影を見つけた。恐る恐る話しかけた。
「も、もしもし…」
「誰だ!まだホラーハウスは計画中なのに!んっ子供?…」
灯りを男はつけた。そこに居たのは…
「岸田先生!!!」
「コラァ勝手に入って。まぁいい。先生は仕事で来たんだが、君達は?」
「何か青い鳥がいるって聞いたから。」
「青い鳥!?ああそれは昔は毎年この館でそんな玩具を売ってたな。それの事だろう。さて、そろそろ家に帰りなさい。」
担任の先生に見送られて帰る途中に、こんなことを話していた。
「結局、青い鳥はみんなの心の中にいるのかもしれないね。」
「そうに違いないね。」
「オレもそう思う。」
友情を一層固くした三人組。
彼等は青い鳥は絆であることを知っているに違いないでしょう。