表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大丈夫、春は来るから 受験劣等生の合格体験記  作者: たてのつくし


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/10

やばい浪人1年目

 ドンキホーテが風車小屋に向かっていったように、受かるわけもない大学ばかり受験した高校生の私は、すべての大学に落ちたにもかかわらず、さしてショックを受けなかった。だって、全然勉強してなかったんだから仕方ない、と、そんな感じだった。


 早々に予備校に入学を決め、大学に合格した友人達と、新しい門出を駅前のファミレスで祝ったりして、るんるんだった。この後、地獄を見ることになろうとは、その時は思いもしなかった。


 とにかく、予備校がくれる教科書だけ勉強しておけばいいのだから楽勝、と、簡単に考えていたのだけれど、その教科書が思いのほか難しく、特に英語など、苦戦を強いられた。


 そもそも、私は一方的に話を聞くだけ、と言う勉強スタイルが苦手だ。どうしても途中で飽きてしまうのだ。とはいえ、学校にしろ予備校にしろ、我が国日本の学びのスタイルはほぼこれなのだから、苦手だなんて言っている場合ではない。


 さすがにそれだけは分っていたから、開始5分で飛んでいってしまった魂をよそに、ひたすら黒板の板書だけはやった。やったけれど、逆に言うと、それしかやらなかったのだ。恐ろしいことに、あまりに長い間、勉強部屋で時間をゴミにしてきた私には、時間をゴミにすることしか、出来なくなっていたのだ。


 受験生にとって、一年というのは、長いようで短い。特に夏が過ぎてからはあっという間で、気がつくと、私はまた受験シーズンを迎えていた。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ