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はながさく  作者: 92コ
6/6

キッチンカー

「ポテトサラダが好きだけど。」

「フライドポテトなら売れるよ。」

「マッシュポテトにチーズ乗せて、少し焦げ目つけて。どうかね?」

「豚汁とおにぎりは?」

「豚汁ってじゃがいも入れてる?」

「あら?うちは、里芋よ。」

「肉じゃがとおにぎりは、どう?肉じゃがに人参やいんげん入れたら彩りいいものね。」

「コロッケは?手間かかるけど、現地で揚げるだけにしたらやっていけそうに思うわ。」

「中にチーズ入れるの好きだわ。」

「現地の手間も考えて決めないとね。並ばれたら慌てるものね。」

「早くしろ〜とか急かされたらいやよね。」

「行列出来たら良いね。」

「もし売れ残ってもコロッケなら冷凍出来る!」

「そんな悲しい予想は、しないでよ。」


 女性達の止めどもなく話しているのは、採れたじゃがいもで何かを作り、キッチンカーで売ろうと言う話だった。


 ジュンジは、キッチンカーをレンタルしようとネット検索をしている。側に座る村長は、イベントを探している。


 何処かのイベント会場へキッチンカーで向かい、そこでポテト料理を売る。村の宣伝をして知名度を上げて移住者を増やそうと考えている。


 「村長、この後『村見学会』とか『体験会』とか企画して来てもらう様にしたらどうですか?」とジュンジの提案に


 「良いですね。花が沢山咲いている時期に来てもらったら、イメージアップかしら。」

色々な意見が次々出て、それを村長は、まとめて行く。まとまってくると村人達がまた次々意見を出す。


 ジュンジがそんな考えは、出来そうにもないと思っていても村長は、優しくまとめて行く。


 「例えば、豚汁とサラダだと、温かい品と冷たい品なので両方の温度管理が必要になりますね。また買った方も主食が欲しくなり、他を探す事になりますね。」

村長は、皆を見廻してから続ける。

「温かい品と常温のパンなどどうかしら?ご飯物ならおにぎりですか。パンなら事前に仕入れておけますね。皆さんが慣れてきたらまたメニューを変えて行くと良いかしらね。」


「なるほどね。下ごしらえをしっかりして慌てないでさばけたら良いわね。」


「じゃ、豚汁に熱々おにぎりね。」


と話が戻ってしまったりする。


「しのぶったら、違うわよ。じゃがいもの豚汁は、具材を平等によそうの難しいし、熱々おにぎりを誰が、にぎるの?」


村長は、

「熱々おにぎり美味しそうですよね。ゆくゆくは、私達が慣れてきたらにしましょうか。

熱々のコロッケとパンで始めたらどうかしら?

 皆さん、想像して頂けます?

前もってコロッケを作っておいて、パンは、仕入れ。当日は、コロッケをどんどん揚げて、パンに挟んで、提供。お代を頂く。」


「コロッケ、いいですね。チーズ入れたり、カレーとか、どうかしらね。」


「キッチンカーの廃業率は、高いので皆さんの自信がつくまで、準備していきましょう。」と村長が言い、試作を近々作ろうと会合を締めくくった。

読んで頂きありがとうございます。

次回、少し遅れます。

申し訳ないです。

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