キッチンカー
「ポテトサラダが好きだけど。」
「フライドポテトなら売れるよ。」
「マッシュポテトにチーズ乗せて、少し焦げ目つけて。どうかね?」
「豚汁とおにぎりは?」
「豚汁ってじゃがいも入れてる?」
「あら?うちは、里芋よ。」
「肉じゃがとおにぎりは、どう?肉じゃがに人参やいんげん入れたら彩りいいものね。」
「コロッケは?手間かかるけど、現地で揚げるだけにしたらやっていけそうに思うわ。」
「中にチーズ入れるの好きだわ。」
「現地の手間も考えて決めないとね。並ばれたら慌てるものね。」
「早くしろ〜とか急かされたらいやよね。」
「行列出来たら良いね。」
「もし売れ残ってもコロッケなら冷凍出来る!」
「そんな悲しい予想は、しないでよ。」
女性達の止めどもなく話しているのは、採れたじゃがいもで何かを作り、キッチンカーで売ろうと言う話だった。
ジュンジは、キッチンカーをレンタルしようとネット検索をしている。側に座る村長は、イベントを探している。
何処かのイベント会場へキッチンカーで向かい、そこでポテト料理を売る。村の宣伝をして知名度を上げて移住者を増やそうと考えている。
「村長、この後『村見学会』とか『体験会』とか企画して来てもらう様にしたらどうですか?」とジュンジの提案に
「良いですね。花が沢山咲いている時期に来てもらったら、イメージアップかしら。」
色々な意見が次々出て、それを村長は、まとめて行く。まとまってくると村人達がまた次々意見を出す。
ジュンジがそんな考えは、出来そうにもないと思っていても村長は、優しくまとめて行く。
「例えば、豚汁とサラダだと、温かい品と冷たい品なので両方の温度管理が必要になりますね。また買った方も主食が欲しくなり、他を探す事になりますね。」
村長は、皆を見廻してから続ける。
「温かい品と常温のパンなどどうかしら?ご飯物ならおにぎりですか。パンなら事前に仕入れておけますね。皆さんが慣れてきたらまたメニューを変えて行くと良いかしらね。」
「なるほどね。下ごしらえをしっかりして慌てないでさばけたら良いわね。」
「じゃ、豚汁に熱々おにぎりね。」
と話が戻ってしまったりする。
「しのぶったら、違うわよ。じゃがいもの豚汁は、具材を平等によそうの難しいし、熱々おにぎりを誰が、にぎるの?」
村長は、
「熱々おにぎり美味しそうですよね。ゆくゆくは、私達が慣れてきたらにしましょうか。
熱々のコロッケとパンで始めたらどうかしら?
皆さん、想像して頂けます?
前もってコロッケを作っておいて、パンは、仕入れ。当日は、コロッケをどんどん揚げて、パンに挟んで、提供。お代を頂く。」
「コロッケ、いいですね。チーズ入れたり、カレーとか、どうかしらね。」
「キッチンカーの廃業率は、高いので皆さんの自信がつくまで、準備していきましょう。」と村長が言い、試作を近々作ろうと会合を締めくくった。
読んで頂きありがとうございます。
次回、少し遅れます。
申し訳ないです。




