魔王さまはナイスバディ①
■ 本作について
本作は 世界観設定・アイディア構築・プロット立案をすべて著者自身が行っており、執筆の補助ツールとしてAIを活用しています。
■ 活用の具体的な範囲
自己規範にのっとり制作という一面はありつつも執筆であることは放棄しない方針です。
興味があればこちらをご覧ください→ChatGPT活用の具体的なイメージ[https://note.com/makenaiwanwan/n/nc92cf6121eb3]
■公開済エピソートのプロットを公開中
「主体性・創造性・発展性・連続性」を確保している事の査証が目的です。
https://editor.note.com/notes/n52fb6ef97d70/edit/
■ AI活用の目的とスタンス
本作は 「AIをどこまで活用できるか?」を模索する試み でもあります。
ただし、創作の主体はあくまで自分 であり、物語の本質やキャラクターの感情表現にはこだわりを持っています。
また、すべてを自身の手で執筆される方々を心から尊敬しており、競合するつもりはありません。
「フィデリアの胸って、何カップあるんだ?」
ハルトの何気ない一言だった。
和やかだった空気が一変し、ピリリとした緊張が玉座の間に走った。
「ん? みんなどうした?」
当の本人だけは、その変化にまるで気づいていない。
問われた魔王フィデリアは、答えなかった。
静かに目を閉じているが、口元にはうっすらと笑みが浮かんでいた。
怒ってはいない――少なくとも、そう見えた。
だが、秘書のミナとメイド隊の面々は違っていた。
銀縁眼鏡が、冷たい光を放つ。
「失礼ですが、勇者さま……デリカシーが無さすぎます」
ミナが、ぴしゃりと告げる。
「えっ? うそだろ!? ブラのサイズを聞いただけだよ?」
ハルトは肩をすくめた。
まるで午後の天気を聞いただけと言わんばかりの口ぶりだった。
だが、ダイスワールドにだって、常識というものがある。
見ない。聞かない。触らない。
時代はもう、そういう方向に動いていた。
勇者にも価値観のアップデートが必要なのだ。
「私も聞かれました」
「私も、私も、私も~」
「教えるまで、ずっと聞いてくるよね?」
今度は、メイド隊の面々が一斉に声を上げた。
「いやだから! 服のサイズ聞いてるだけだぞ!?」
ハルトは叫んだ。
だが、発言者たちはすでに口を閉ざしていた。
どの声が誰のものか――聞き分けるのは難しい。
なにせ、ここには百人ものメイドがいる。
しかも、発言者は毎回違う。
それが、ハルトに対する“陰口”を成立させていた。
隊員たちは、阿吽の呼吸で空気を読んで動いている。
「では――私、ミナ・クロイツナーの服のサイズ。ご存知でしょうか?」
ミナが静かに問いかける。
その声には、ごくわずかに呆れが混じっていた。
「えっ? そ、それは……わからない……」
答えに詰まったハルトを見つめながら、ミナは次の質問を淡々と投げた。
「では、私の胸のサイズは?」
「ミナはスレンダーだけど、Gカップ」
即答である。
「正解です……では、ネメラのサイズは?」
そう言って、ミナは隣に立つネメラを指さした。
ネメラは一瞬だけ、きょとんとした顔を浮かべた。
だが、すぐににこりと笑って、口を開く。
「勇者くん! 当然、知ってるよね?」
ハルトはちらりとネメラを見やり、迷いなく答える。
「ネメラは小柄だけど、Hカップ」
「正解っ!」
ネメラは両手で胸元を強調するようにして、満足げに微笑んだ。
豊かに実ったふたつの果実がゆっさりと揺れた。
ミナはため息をひとつ吐き、言葉を続ける。
「質問したのは、服のサイズです」
「……うっ!」
言葉を詰まらせたハルトに、ネメラがじーっと視線を向ける。
「勇者くん、わからないですか? そうですよね……聞かれたこと、ないから」
ネメラは目を覆い、肩を落とした。
わかりやすく、しょんぼりして見せる。
ミナがその様子に目を向ける。
「胸のサイズは即答していましたね……つまり、胸のサイズは、聞かれたことがある?」
その問いに、ネメラは小首をかしげて記憶をたどる。
「はいっ! えっとぉ……あれは、勇者くんとはじめて“子作り”したときだったかなぁ?」
さらっととんでもない単語が飛び出した。
「ほら、わたしって、ときどき骨になっちゃうじゃないですかぁ?」
そう言って、ネメラは顔を赤らめ、もじもじと視線をそらす。
「でも……受肉したあとは、胸大きいんだねーって。勇者くんに、激しく揉まれながら……胸のサイズ、聞かれましたっ!」
ガタンッ!
ハルトは椅子を倒して立ち上がった。
「おい、待てネメラ! なに言ってるんだよ!」
「えっ? 言ってましたよね?」
「言ってねぇ!!」
ネメラは口を尖らせる。
「そんなぁ……わたし、死んでますけど脳は腐ってませんよ? こう見えて、けっこう頭いいんですからっ! それに……“そういうことは”はじめてだったから……」
ネメラは恥ずかしそうに、大きな胸をぎゅっと抱きしめるようにして、うつむいた。
「……よく、覚えてます……」
「うぐぅ……」
女の子の“はじめて”という最強カードを切られ、ハルトは黙り込んだ。
反論などできるはずがない。
念のために言っておくが、ネメラの記憶違いではない。
ハルトとネメラの、最初の夜のこと。
ハルトは、体を強ばらせていたネメラの緊張を“ほぐす”ために、胸を優しく“ほぐし”ながら、ついでのようにサイズを尋ねていたのだ。
本人としては“気遣い”のつもりだった。
だからハルト自身はもう覚えていなかった。
「……変態……」
メイド隊のいる方向から、率直すぎる意見が飛んできた。
後方のハルトが背を向けていた側からの声だったが、発言者は明らかだった。
「リーゼっ! ヒドいぞ!」
振り返ったハルトが抗議をする。
その視線の先で、リーゼは無言のまま顔を背けていた。
どこかしらけたような表情で、じっと床を見つめている。
そこへ、追い打ちをかけるようにネメラが声を上げた。
「勇者くんっ! じゃあ、リーゼちゃんのサイズは?」
ハルトはこの質問にも即答する。
「リーゼは教えてくれなかったが……おそらく、A寄りのB。でも、まだまだ発育途中で――」
「ド変態っ!」
雷鳴のような一喝が、玉座の間に響き渡った。
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