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君を愛することはない系 1-3


 学園に入学してから三か月ほど経った。

 この世界にもだいぶ慣れてきたと思う。

 授業は難しくて大変だけど何とかついていけている。

 これもひとえにツンデレ婚約者のおかげだな!

 やはりツンデレは正義!

 可愛いは正義!

 俺の婚約者は正義の化身――そう、天使なのだろう。

 そりゃぁ美しくて当然だな!


「おいお前!」

「?」


 昼休み。

 食堂へ向かうために教室を出たところで呼び止められた。

 振り返るとそこには一人の男子生徒が立っていた。

 婚約者の元へと向かおうとしている俺の足を止めるとは、万死に値する。殺す。


「何でしょうか?」

「ふん、平民風情が偉そうな口をきくな!」

「……」


 またか。

 入学式の日に桃色髪の少女が絡んできたと思ったら、次の日から毎日のように他の生徒からも絡まれるようになったのだ。

 でも何で平民?俺って身分隠してる設定だっけ?愛しの婚約者に確認しないといけないな。きっとツンツンしながら教えてくれるだろう。でへ。


「聞いてるのか!」

「……用件は何だ?」

「貴様、俺の婚約者に付きまとうのをやめろ!」


 はい出たー。

 ピンクの取り巻きの一人ですね分かります。付きまとってねぇよ!

 いや、もしかして、万が一にもないけど、コイツが言っている婚約者って俺の婚約者のことじゃないだろうな?殺しちゃうぞ?


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