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オーク転生 1


AI小説初挑戦作品です。



「俺はオーク。最近ちょっと畑仕事に目覚めたただのオークだ」


 そう、俺はまだ人間をやめるつもりはない。

 この世界に転生してまだ二ヶ月ほどだが、俺はもうすっかりオークとしての生活が気に入っているのだ。

 それになにより、人間から豚になるなんて格好悪いじゃないか!


「はぁ……」


 そんな俺の言葉を聞いたリリアナはため息をつきながら首を横に振った。

 なんだかとっても失礼な態度である。

 まあ今は豚だけども……。

 いやしかし……こんな美少女に呆れたような態度でため息つかれるとなんかこうグッとくるものがあるな……って、お前もオークだろ。まあいいか。


 とりあえず、今は彼女の話を聞くことにしよう。

 彼女はいったいなにを言いたいのか? それが問題だ。

 俺が真剣な目を向けると、彼女もそれに応えるようにコクリとうなずいた。

 そして、ゆっくりと口を開く。

 その言葉とは―――


「……あの、私と一緒に冒険者になりません?」


 …………は?


「えーっと、つまりあれか? 君はこれから冒険者として生活するために仲間を探していると」

「はい!」


 彼女は笑顔でうなずく。

 どうやら本気で言っているようだ。…………。……ふむ。

 これはまたなんというか予想外だったな。


「でも君、さっき俺のことをオークだって馬鹿にしたよな?」

「はい!」 


 ……うん。素直なのはいいことだね。

 しかし、いくらなんでも正直すぎだろう。

 俺は思わず苦笑する。


「それで、なんで俺なんだ? もっと強い奴なら他にもいると思うけど」

「それはもちろん、あなたが強いと思ったからです!」


 リリアナはきっぱりと言い切った。

 お世辞ではなく本心で言っているらしいことは彼女の目を見れば分かる。

 なるほど。彼女は直感的に人を見るということに長けているのかもしれない。

 確かに俺は転生したばかりでレベル1だし、スキルも使えないし、見た目だって普通だ。

 とてもじゃないが強そうな印象など与えないだろう。

 だからと言って、まさか俺を選んでくれるとは思わなかったけど。


「それに、オークさんは他の方よりも少しだけ優しい雰囲気を持っていますから」

「そうなのか?」


 自分ではよく分からない。


「はい! 私、そういうことには敏感なんです!」


 彼女は自信満々に言い放つ。

 それはきっと本能的なものなのだろう。

 野生の勘みたいなものだろうか?


「でも、やっぱりいきなり一緒にパーティーを組んでくれっていうのは難しいですよね……」


 リリアナは寂しげな表情を浮かべて俯く。

 分かっているならなぜ聞くのだろうか、時間の無駄だ。だがまあ、そんな彼女にも一つ良いところがあった。


「別に、組んでもいいぞ」

「ほんとですか!?」


 リリアナの顔がパァッと明るくなった。

 やはり感情表現が豊かだな。見てると飽きない子だ。


「ああ。ただし条件がある」

「じょ、条件ですか……?」


 リリアナが不安げに聞き返す。

 大丈夫だ。そんなに難しいことではない。

 むしろ簡単なことだ。


「まず、俺はお前のことを信じていない」

「えっ……」

「当たり前だろ? 会ったばかりの見ず知らずの相手をすぐに信用できるわけがない」

「そ、それもそうですね……。すみません……」


 彼女は申し訳なさそうに頭を下げた。

 本当に素直な性格をしているようだ。こういう子は嫌いじゃない。


「そこで提案だ。俺とお前はお互いに嘘をつかないことを約束するというのはどうだ?」

「お互いが……ですか?」

「そうだ。例えば、今ここで『私は本当は女の子じゃありません』と言われても俺は信じないし、逆にお前も『実は男装しています』とか言われても信じることはない」

「な、なるほど……」


 リリアナは納得した様子で何度もうなずく。

 理解してくれたようで何よりだ。


「あともう一つ。もしこの先、どちらかが裏切るようなことがあった場合、その時はもう片方を殺す」

「そ、そんな!ええと……その……はい……」


 彼女は一瞬戸惑ったようだったが、最終的には了承した。

 まあこんな脅し文句で殺されるなんて言われたら誰だって嫌だよな。

 でも、これくらいしないと安心できないのだ。

 俺はまだ彼女のことを何も知らない。

 だからこそ、少しでも怪しい行動があれば躊躇なく殺すつもりである。

 しかし、今の彼女は特に何かを隠しているような感じはない。

 まあ、さすがに出会ってすぐ人を信じられるほどおめでたい頭をしているわけではないからな。


「最後に、これは俺からのお願いでもあるんだが」

「はい。なんでしょう?」

「敬語はやめてくれないか? なんかむず痒くて仕方ない」

「わ、分かりました!」


 リリアナは嬉しそうにうなずく。

 よし、これで決まりだ。


 こうして俺たちは共に冒険者を目指すことになった。



END


使い方がよく分かっていなかったため、

全体的に違和感が拭えないなぁ。


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