第14話 小説家になろうAI使用申告について考える
ずいぶん久しぶりである。
まあこれも創作論を書くネタが無かっただけなんだが⋯⋯。
「それで今回のお題はなんですか?」
それは『ネット小説のAI使用について考える』というテーマだ。
先日『小説家になろう』において「作品にAIを使用した場合はチェックに入れてくれ」というようなアナウンスがありました。
なので最大手である小説家になろう運営もついにAIに関わることになったわけだ。
「AI使用は悪なのですか?」
そんなことはない⋯⋯というのが吾輩の考えだ。
そもそも吾輩にとってのAIとは『究極の時短コスト削減装置』である。
ようは時間とお金さえかければAIがやることはたいてい達成できる⋯⋯というのが吾輩の考えだ。
「ではAIを使ってバンバン小説を書けば書籍化に近づくわけですね!」
ところがそうでもないんだな。
ちょっと前にもネット小説大賞で入賞し書籍化まで行った作品が「AIによって作られた物だったので受賞と書籍化を取りやめます」という事件が実際にあった。
「つまりAI作品には商品価値が無いと?」
うーん、どうなんだろう?
少なくとも時代は確実にAI使用に進んでいくことは間違いない。
この文明の利器をいまさら人類には手放せないからだ。
こればっかりは反AI派がどうこうしようが時間の問題だと思っている。
これからの時代はいかに効率よくAIを使ってクリエイティブな活動をするかという時代になるだろう。
「ではなぜ受賞が無効になったのでしょうか?」
確証はないが吾輩の考えでは『AIを使った事を黙っていた作者の人間性が信頼できなかった』のではないかと思う。
言ってしまえばゴーストライターを使っている人が黙って受賞したようなもんだからなあ⋯⋯。
AIには人権が無いけどそのAIクリエイターには商業的契約を結ぶに足りる信頼が無かったという事ではないか?
というのが吾輩の考えである。
そしてこういう事件の再発を未然に防ぐために小説家になろうでの『AI使用の申告の義務化』が実装された⋯⋯そう吾輩は見ている。
「ではAI使用を申告さえしていれば書籍化されるのでしょうか?」
うーんよくわからん。
あと5年も経てばAI作品も普通に商業化される時代になっていると予想するが⋯⋯どうかな?
まああと1・2年くらいは尊い人柱の時期だと吾輩は思っているのでぜひAIクリエイターの皆さんには頑張ってもらいたい。
「人任せですね⋯⋯伯爵はAI使わないんですか?」
吾輩はAIはイラスト専門だな今のところ。
そもそも吾輩は絵がまったく描けないのだったがAIに出会い好きなイラスト、自作品のキャライラストをバンバン作れて嬉しいだけだったりする。
「じゃあテキストにはAI使わないんですか?」
今のところ吾輩は使う必要性を感じないから使ったことが無い。
というか手書きよりあれめんどくさそうでな⋯⋯。
「めんどくさいとは?」
GoogleなんかでAIの回答が出る事があるんだが⋯⋯あきらかに間違っている情報も出てくるんだ時々。
なのでAIに小説書かせたりネタ出しさせてもその情報の事実確認を行わないと使い物にならないのだ。
それがとにかくめんどくさい⋯⋯そもそも答えの出ない悪魔の証明みたいなモノも混ざるからな。
吾輩は現在Vチューバー物のラブコメという比較的リアリティある作品を書いている。
なのでAIに嘘つかれると困るのだ。
これが異世界ファンタジーだったらAIのテキトーな情報でもいっさい構わないのかもしれんが⋯⋯。
「それで伯爵はAI使わないんですね」
そう。
そしてそんな吾輩だからこそちょっとした疑問が出てきた。
「なんですか?」
それは⋯⋯、
『文章にAIは使っていないが、AIイラストを挿絵に使っている場合』
である。
「⋯⋯微妙ですね」
そこで吾輩は小説家になろう運営に問い合わせてみた。
その結果は、
『AI使用の申告対象はテキスト部分のみです、挿絵に関してはみてみんという別サイトの管轄であり小説家になろう運営は関りありません』
というような回答だった。
「みてみんってなろうと運営一緒なんじゃなかったんですか?」
ジャンプとサンデーみたいな関係なんだろう⋯⋯たぶん。
リスクマネジメントで分散しているのかもな。
というわけでAIイラストに関しては今回のAI問題には含まれないようだが⋯⋯。
実際の書籍化の際にAIイラストの挿絵を使いまくる作者って受賞したことがあるのだろうか?
書籍化すればイラストレーターとも関係ができるが⋯⋯。
そのイラストレーターは高確率で反AI派だと思われからなあ⋯⋯。
「もしかするとAIイラスト挿絵は書籍化から遠のく?」
⋯⋯かもしれん。
そして最後に吾輩が使っている物を紹介して終ろう。
「なんですか?」
それは『Yahoo!知恵袋』である!
吾輩のような現実世界の作品を書いているとどうやっても書かなくてはならないが知らないことが出てくるのだ。
そしてそれらの多くがどうやって調べればいいのかすら不明という情報だったりする。
そこで役に立っているのがこの『Yahoo!知恵袋』である。
「なに聞いたんですか伯爵は?」
⋯⋯それは秘密だw
そしてこれならAI使用には含まれないしネットの大先生に直接教えてもらえるので大変重宝している。
(AIの回答も表示されるが⋯⋯それは無視しているw)
そして回答されやすくする質問文を書く事は執筆経験にもプラスになる⋯⋯かもしれない。
さて皆さん未だにAI使用には問題点山積みなこの現代でどうAIと向き合っていくか考えなくてはならない時期に来ている。
書籍化という夢に向かってこのAIという武器を使うか使わないかその判断は作者それぞれに委ねられているのだろう。
だがしかし!
信用されない作者には決して出版社もチャンスをくれないだろう。
なのでAI申告は正直にすることを強くお勧めする!
というわけで今回のAI問題はここまでで!
さようなら!
「伯爵⋯⋯AIに聞いて宇宙人が出てくるVチューバーラブコメの続きが書けるんでしょうか?」
どうだろう? 出来るかもしれんが。
⋯⋯少なくとも吾輩は自分の作品が書籍化されたとしても、担当編集に聞かれて説明できないようなネタや設定を使いたくはない。
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