プロローグ
短いですごめんなさいい
「レイチェル・シュテルン!貴様との婚約を破棄する!」
あれ?声のする方を見たら1つ上の先輩方の卒業パーティーで騒ぎ出したアホがいた。
あれは…この国の第2王子アルバート様?。小脇には小動物のようにプルプルと震えながら公爵令嬢を見つめるユリアーナ男爵令嬢とその周りにはユリアーナを守るように囲む男たち!なんの茶番劇だよ
対するはその2人を冷ややかな目で見つめるレイチェル!好きよレイチェル!頑張ってー!
周りの冷めた視線に気づかないユリアーナ様一派。王子は続ける。
「貴様はここにいるユリアーナを嫉妬で虐め、殺害未遂をおこなった!そんな女に母国はまかせられぬ!この国の母国にはユリアーナこそが相応しい!」
「シュテルン嬢、貴方には心とゆうものがないので?」
「男爵令嬢だからと虐めるなど言語道断だ!」
「そのようだからアルバート様から愛されなかったのだろうな」
王子の言葉に続く取り巻き1,2,3。この王子はわかっているの?今の言葉は王太子と敵対する、自分こそが王に相応しい。と言っていると捉えられることをさー。取り巻きたちはわかってるのかな?。子爵、伯爵子息ごときが公爵令嬢に暴言を吐く意味を。
「お戯れを。お言葉ですがアルバート様。意味をわかって言ってらっしゃるの?それに…嫉妬?そもそも私は貴方様を愛しておりません。婚約には政略的な意味が絡んでいるのをお忘れでしょうか?」
「そんな!レイチェル様酷いです!私にあんなに意地悪したのにとぼけるんですか!政略なんでアルバート様がかわいそうです!今ちゃんと白状して謝ってくれたら許しますから!」
「あぁ!ユリアーナ!なんて美しい心だ!レイチェル!御託を並べてないでさったと白状するんだ。優しいユリアーナがこういってるんだぞ!」
すごい…!こんなに噛み合ってない会話を王子がしているなんて…、この国大丈夫かしら
あら、気づかなかったけれど取り巻き1,2は魔術師団長子息、騎士団長子息ね。3は…誰だろう
あれ、まだ続くの?
「アルバート様、虐めた。と仰いましたが、証拠などはあるのですか?」
「追い込まれたやつは皆そういうものだ!証拠だと?ユリアーナの証言で十分だ!」
「レイチェル様!アルバート様はお優しいからきっと許してくれます!だから、ね?謝りましょう?」
これは酷い。ん?国王様がいらっしゃったわ。そんなに顔面蒼白でどうなさったのか。ししょ…王妃様もいらした、わぁ、と、とてもお怒りのご様子。悪いのはアルバート様だけれど少しだけ同情しちゃうね…王妃さまはご令嬢時代剣術大会で優勝して聖剣とも呼ばれてる方だからね…
まぁそうだね。傍観者としては最高の余興かな。ありがとね?
シルビアの魔術の話が書けなかった…
次回から織り込んでいくつもりです!