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【連載版】しっぽのとなり  作者: しっぽと羽
再びカザー星系とのやりとり
104/138

カザー星系の所有する観光用トレインの旅... ちびっこ用の洞窟でのお宝イベント(9)

「ねえ。あたしが多く見つけたら、あたしの勝ちね。畑作業手伝ってね。それと…おやつとか、ニンジンジュースを持ってきてと言ったら持ってくるの」


「わかったわよ。あたしが勝ったらマッサージとか…煮干し買ってきてもらうとか…あたしが漫画読んでいるときに、煮干しをあたしに食べさせて…つまりめいどね」


「め。めいど…わかった。じゃあ私が負けたらバニーガールめいどになってあげるから。あんたが負けたらネコミミめいどね。ユキ君にもご奉仕するのよ」

 とラミちゃんとミミちゃんは言い争いをしている。


「見つかるといいね。共通マネーに交換してもらえるし…」

「うん」

 ララお姉さんとララちゃんがならんで歩いている。


 ココとレオ。トラとミルクも4人組になって歩いている。尻尾はふりふりしている。

「あまり、離れるなよ。迷子になっちゃったら、この惑星においてけぼりだぞ」


「うん。ミルク行こ」

「うん。はやくはやく。なくなっちゃう」


 ここは惑星上。昔宝石の原石を採掘していた場所。たまに銀とか金も見つかる。


「わしは銀や金や宝石をざくざく見つけるぞ…うむむ。えーい。こっちじゃ…」

 狐っ子のギンちゃんも早歩きで奥へと進んでいく。


「いい大きさの原石を見つけたら指輪とかにしちゃおうかな。それを結婚指輪にして…」

 ララお姉さんが独り言を言う。


「それ。いいわね。あたしも宝石さがす。ねえ。みのる」

「うん。そうだな。見つかるといいな。金鉱石はないかな」

 ひめるとみのるお兄さんも並んで歩いている。


 ちょっとした冒険気分が味わえる洞窟。

 その中を進んでいる。道は2又に分かれていて、間違った道に進むと大きな岩がころがってきたり、落とし穴にはまったりする。そうすると入り口へ逆戻り。安全には出来ていてTMRの自動ドアで脱出すると入り口に戻る。


☆☆☆


 さっそく二股になっている。

「どっちじゃ」


 ふんふんと鼻をならすうさ耳っ子のララお姉さんとララちゃん。

「ねえ。あっちじゃない? うっすら明るいよ」

「いや。逆じゃない? 明るいのは出口だよ。中はこっち」

 暗くなっているほうかなとララお姉さんは言った。


「じゃあ暗くなっているほうへ…」

「行くのじゃ」


 みな。進んでいく。


 しばらく進むと…

 横の道がある。けれども見た限りはすぐに行き止まりになっている。


「こっちは行けないわね」


「じゃあ進むぞ」

 ギンちゃんは先頭になって進む。


「あ。ここは通れないのじゃ。あれを見よ」

 吊り橋。

 ロープが切れていて壊れている。


「こ。これ。渡れないわね」

 はるか下に川が流れているのがわかる。ものすごい下。

「うわぁ…」

 ララちゃんが身を乗り出す。


「危ないわよ」ララお姉さんがララちゃんの体を支える。


「どうするのじゃ…」

 

 ララお姉さんは地図を取り出す。

 洞窟のマップ。細かいものは書いてないがおおまかな道が書いてある。


 ここを通らないといけない。


 ララちゃんが右を見た。


「あ。あれ。あっちには橋があるよ」


「え?」

 ミミちゃんはララちゃんの隣から右を見ると、たしかに橋がある。

 その橋の元は洞窟につながっている。


 てことは…

「さっき見た横穴。あの先にきっとあの橋につながる穴なのよ」

 ミミちゃんは一番乗りしようと思い、言いながら今来た道をもどる。


「待って」

「じゃあ行くか…」

 今来た道を元に戻る。


☆☆☆


「ここか…」ミミちゃんは横穴に入っていく。普通に立って通れるほどの穴。


 けれども入り口から見たとおり、すぐに行き止まりになっている。


「なあ。行き止まりじゃん。じゃあ明るくなっている方に進めばよかったのか?」

 みのるお兄さんが言う。

「えー。そうなのかな…」

 ミミちゃんは行き止まりになっている洞窟の壁にふれてみる。

「あ」


 手が通り抜ける。

 ミミちゃんはそのまま進む。


「あれ? ミミちゃん? どこ行ったの?」


「ぎゃあ」ミミちゃんが言う。


 その後。みのるお兄さんと、後ろにいたラミちゃんが、洞窟の奥に手をふれて、見た目だけで行き止まりになっている壁をとおりぬける。


 ちょっとだけ歩き洞窟を曲がる。

「ねえ。あんた。なにやっているの? そんなところに座って…? ん? ぎゃあ」

 とラミちゃんの声。


「どうしたんだ…」

 からくりを見破り、みな洞窟の奥へとやってくる。


「なにこれ。作り物じゃん」

 みのるお兄さんが地面に転がっていた頭の骨を手にとる。

 どうみても作り物。


「なあんだ。本物かと思ったわ」


「た。たしかに本物の骸骨があるわけないもんね。演出かな?」


「そうね」

「たしかにね」

 シロとソラも骸骨を見て言う。


「進みましょ」ララお姉さんが先を見て言う。


☆☆☆


 ちょっと進むと、先に吊り橋が見えた。


「やっぱり…」

 ミミちゃんは、吊り橋の木に足をかける。

 ぎーと音がなる。


「これ。ララお姉さん。渡れるのかな?」

 ミミちゃんは大きなララお姉さんを見る。


「そんなに強度ないの?」

 ララお姉さんは吊り橋の木を踏む。

 ぎゅ。音が鳴る。


「ばらばらに分かれて渡りましょ。ララお姉さんは重いから1人で…」

 12歳のララちゃんは言う。


「なによ。あなたも重いくせに…」

 と言いながらララお姉さんは先にわたる。


「いいわよ」

 ララお姉さんが渡りきってからみなに言う。


「あんた行きなさいよ」ラミちゃんが言う。


「わかったわよ。あんたはついてこないでね」

 ミミちゃんが言う。


 ミミちゃんはそっと釣り橋を渡る。

 ラミちゃんはその後を歩く。

 ばき。音が鳴った。

「なんでついてくるのよ…壊れて落ちるわよ」


「大丈夫よ…ララお姉さんが渡ったじゃない」


「あたしの足をひっかけたりしないでね」


「ちっ。やろうと思ってたのに…」

 ラミちゃんが舌打ちをうつ。


「こら。悪ふざけは禁止。危ないから…」

 吊り橋の向こうから怒ったララお姉さんが言う。 


☆☆☆


 吊り橋を渡ると…洞窟が続く。

 また2又だ。

 左は上り坂。右は下り坂。


「こっちじゃ」

 ギンちゃんは右を指さす。


「なんでなの?」

 シロは聞く。


「もうそろそろ大岩が転がって出てくるのかなと思ってな。だったら上り坂だと先に大岩があってもおかしくないじゃろ」


「あたしはこっち。上り坂」

「じゃあヒメルが言うならこっちかな」

 みのるお兄さんとヒメルは上り坂のほうを指さす。


「じゃあ別れましょ」

 ララお姉さんは言い…続けてこう言う「まちがったら入り口に戻るんでしょ。その場合は時間がロスになるけど、通ってきた道を同じように来て、間違った道と逆に進むの。そうすればたどり着けるでしょ」


「わかった」

 ヒメルとみのるお兄さんは上り坂の方を進む。


「あんた。上り坂のほうを進みなさいよ。大岩が出てきたらぺっちゃんこに潰れなさいよ」


「あんたこそ大岩が出てきたら、みんなのために大岩を食い止めるのよ。1人で…

みんな逃げるから…」


 ミミちゃんは下り坂のほうを進む。

 その後から続いてみのるお兄さんとヒメル以外の子がついてくる。


 どん。音がした。後ろのほうからだ。

 ギンちゃんが耳を後ろの方へ向けて

「ぎゃあ」遠くからヒメルの声がした。そして「おわわ。逃げるぞ…」とみのるお兄さんの声…


「大岩じゃな…」

 どがん。

 音がした。

 何かが壁に衝突したような音。

 その後シーンとなった。


「ねえ。本当に大岩に潰されたんじゃない?」

「大丈夫?」

「受付のおねえさんがあんぜんって言ってたよ」とトラが言う。


「あたしちょっと見てくるから進んでていて」

 この中で一番大人のララお姉さんが戻ると言う。


「じゃあ先に進みましょ」12歳のララちゃんが幼稚園児のララちゃんの手をとって言う。


「そうね」

「危険はないって言ってたし…」

「行こう」

 ネコミミっ子とうさ耳っ子それとシロとソラ。ギンちゃんは進む。


☆☆☆


 ララお姉さんは上り坂のところまで戻り、逆の道とたどり、坂を上っていく。


「あんたたち…」

 地面に横たわっていた。背中が汚れている。


 Yの字に分かれていて、上り坂から来た方とは別の道に大岩がめりこんでいる。

 ララお姉さんは大岩に触ってみる。


「あ」大岩に見えたが…とっても軽い。

 よっと。ララお姉さんは大岩を持ち上げてみる。

 すごく軽い。見た目は大岩に見えるのに…

 ものすごく軽い大岩に押しつぶされたみたい…


「ほら。行くわよ」

 地面にへばりついているみのるお兄さんとヒメルとつっついて言う。

「あたし達大岩に潰されて… ってなんてもないじゃない。ねえみのる」

「ヒメル?」

 2人は気が付く。そしてララお姉さんを見る。


「あの大岩はハリボテよ…何やっているの。すぐに気が付くでしょ」


「ああ。そうだったな」

 みのるは起き上がり、ヒメルに手を貸す。

「ありがと」


 ヒメルはみのるお兄さんの腕にしがみついている。 

「なんだ。そんなにくっついて…怖いか」


「うん。本物の大岩だと思って…」

 みのるお兄さんの腕にくっついて歩くヒメル。


 ララお姉さんと一緒に分かれ道へと戻る。

「こっちに進みましょ。みんな先に行ってしまったわ」


 みのるお兄さん。ヒメルがララお姉さんの後に続く。


☆☆☆


「あれ。どっちへ行ったのかしら」

 3又に分かれている。


「こっちじゃない?」

 ヒメルは足跡を見て言う。


「でもこっちにもあるぞ」

 みのるお兄さんは真ん中の道に続く足跡を見て言う。


「こっちにもあるわね」

 どうやらみなそれぞれ別々の道に行ったみたい。


「こういうときは真ん中に進むの」

 ララお姉さんが言う。


「なんで?」ヒメルがララお姉さんに聞く。


「なんとなく…」

 のほほんとしている長身うさみみお姉さんはあまり考えてない感じで言う。 


 じゃあ。真ん中にするかとみのるお兄さんが言ったときだった。


 真ん中の道を進む。


 3分ぐらい進んだとき…


「ぎゃあ」前のほうから声がした。

「おわわ」

「なんでじゃー」

 声が聞こえて。その後。しーんとなった。


 その直後。

 後ろから「あっ」

「おわっ」

「ココっ」

「レオ」

 と声がして。その後何も聞こえなくなった。


「なあ。この道まちがったんじゃないの?」

 みのるお兄さんが言う。


「そうかもね」ララお姉さんは立ち止まる。


「戻りましょ」ヒメルが言う。


 戻ることにした。

 で。右か左か。どっちだ。

 悲鳴が聞こえなかったのは…


「まずは左に行くと思うから右ね」

 ヒメルは言う。


「ヒメルが言うのなら右かな」

 みのるお兄さんが言い、ヒメルの後について歩く。


☆☆☆


 その後、ララお姉さん達は落とし穴に落ちた。

 底にぶつかる寸前で底にTMRによる自動ドアが開き、洞窟の入り口まで戻される。


☆☆☆


 3又の道。左に行くのが正解だった。


 みんな合流して大きな扉の前にたどりついた。


「そこの大きい娘。開けるのじゃ」

 ギンちゃんが偉そうに言う。


「大きい娘とはなによ。こら。お姉さんでしょ」

 ギンちゃんの頭をチョップするララお姉さん。


 ぎー。扉を開ける。


 そこは6畳間を2個つなげたぐらいの広さの部屋。

 奥にも扉がある。


 みんな中に入ってから…真ん中の台座。何か乗っているに気が付いた。


「これなにー」

 トラが台座のところへかけよって台座の上に乗っているものにさわり、手にとる。

 なんか綺麗な彫刻だ。


「だめじゃ…お約束が起きるぞ…」


「お約束?」ミルクがギンちゃんのほうを見る。


 後ろの扉が自動的に閉まり、ごごごと音がする。


「ああ。台座のところのを戻すのよ…」

 ララお姉さんがトラの彫刻をうばい、台座の上に戻す。


 でも遅かった。


 天井が落ちてきた。

「お約束なのじゃー」


「入り口は閉まっているし…先の扉から脱出するのよ」

 ララお姉さんと12歳のララちゃんが走っていく。


 かち。

 何か踏んだ。


 ララお姉さんと12歳のララちゃんは、地面に空いた穴から落ちて行く。

「なにこれー」

「いやぁ」


 落ちた後、地面は元に戻る。


「天井。どうするのじゃ。大きなお姉さんがつっかえ棒になったら生き残れると思ったのじゃが…

ん?」


 ギンちゃんは入り口の横にくぼみがあるのを見つける。

「ほら。あれじゃ。あっちに行くのじゃ」と指で入り口のほうを指さし、みんなを入り口の横のくぼみの中へ避難させる。


 ごごご。

 天井が落ち、完全に地面にくっつく。

 天井の裏が見える。


 奥に向かってちょっとだけ坂になっていて、その先には別の出口があった。


「ふう。助かったな」

 みのるお兄さんはヒメルの肩を抱く。


「わしのおかげじゃぞ」

 ギンちゃんが得意になって言う。


「ありがとな」

 みのるお兄さんはヒメルを右腕で抱きながら、左手でギンちゃんのきつね耳をなでる。


「くすぐったいぞ」

 大きい狐しっぽをぶんぶんふる。


「ねえ。行こうよ…」

 トラとココはもう天井の上を走り、出口のところにいる。


 ミミちゃんはラミちゃんを見る。

 ラミちゃんもミミちゃんを見る。

「あたしがぺっちゃんこになればよかったのにと思ってるでしょ」

「まあね。本物ならね。きっと地面にTMRの穴が空いて、入り口まで逆戻りでしょ。

ララお姉さんもきっとすぐにくるわよ」


「そうね」ミミちゃんとラミちゃんが出口まで歩いて行く。


「行きましょ」シロとソラも続く。


☆☆☆


 みんな出口からでると、扉が閉まり中でごごごと音がした。

「ねえ。ララお姉さん達にここのからくりを教えなくていいの?」

 ラミちゃんがみのるお兄さんに言う。


「大丈夫じゃない? 大人だし…」


「まあ。そうなんだけど… のほほんとしているし…しばらくわからないんじゃない?」

 ミミちゃんは、前を行くレオとココ。トラとミルクを見ながら言う。


「じゃあ行きましょ。遅かったら迎えに行けばいいし。あ。でも逆戻りできないわね。

あんた。わざと落とし穴にはまりなさいよ。そうしたら入り口へ戻るから、追いかけて行ってララお姉さんに教えればいいじゃない」


「なんであたしが…あんた行きなさいよ。同じウサギのハーフでしょ?」


「めんどくさい」ラミちゃんが言う。


「先いこ。ララお姉さんのことなんて知らない」幼稚園児のララちゃんが言う。


「先に見つけたいのよね」

「対抗しているわね。同一人物なのに仲が悪いわね」

 ミミちゃんがララちゃんの手をとる。


☆☆☆


 そのころ…ララお姉さんは…

「ねえ。あれ。あの彫刻。手にとったら天井が落ちてくる。でも出口付近の床を踏むとまた落ちるし…」

 軽く出口近くの床を踏んでみたらまた床が割れて落ちそうになった。


「みんないないから…ここはクリアしたみたいなんだけど…足跡もないし…

絶対あれがあやしいわね」


「じゃあ。あたしが…」

 ララお姉さんが台座の彫刻を手に取る。


 すると…ごごご。天井が落ちてきた。


「ねえ。きっと床に寝っ転がって待っていたら天井が落ちてくるのが止まるのよ…

止まってから、天井が上がりきったら出口が開くのよ」


「えー そうなのかな? 違うと思うな…」

 12歳のララちゃんはララお姉さんのことを信用しない。

 けれどもやってみるか。


 ごごごと落ちてくる天井。


 ララお姉さんと12歳のララちゃんは床に寝そべる。


「こわいわね」

「本当ね。天井。止まるのかしら…」


 ごごご。


 ごごご。


「ねえ。これって止まんないんじゃない?」


 もう。目の前だ。


 天井を腕で押し上げてみる。


「げっ。この天井。本当に重たいわよ。それに固いし…」


「え? あ。ほんとだ。ちょっとやばくない?」


 言ったとき。地面が割れて落ちた。

 正確には、天井に押しつぶされそうになったので、TMRにより入り口まで強制的に戻されたのであった。


☆☆☆


「えーん。3回目だよぉ。お姉さん泣いちゃう…」

 ララお姉さんが目に涙をためていた。

 目が真っ赤。


「お姉さんなのに…えーとね。えーと。まずは彫刻を手にとって」

 12歳のララちゃんは彫刻を手にとり続けて言う「えーと入り口は閉まって。

あ。あれ? あそこ。ねえ。ララお姉さん。入り口付近の横にくぼみがわるわよ。

きっと天井が落ちてきたときみんなあそこに避難したのよ」


「え?」ララお姉さんは入り口横のくぼみを見る。


「行きましょ」12歳のララちゃんはお姉さんの手をとって。くぼみに避難する。


 ごごご。どすん。


 天井が落ちた。天井の上側は通れるようになっていて、向こうに出口が見えた。


「やっと通り抜けられるわよ」12歳のララちゃんはララお姉さんの手を取る。


☆☆☆


「あ。やっと来た」ミミちゃんがララちゃんと一緒にこっちを見ている。


「やっとついたのね。ここがそう?」

 ララお姉さんはララちゃんの手元を見て続けて言った「あー。もうそんなに集めている」


 宝石の原石と思われるものを5つ持っていた。


「あたしはこれ…」

 ミミちゃんは金色のつぶつぶが入っている石を見せる。金鉱石だ。

「あたしも見つけた。宝石の原石…」ラミちゃんもララお姉さんに見せる。


「いいわね。あたしも探さないと…」

 ララお姉さんがしゃがんだときだった。

 アナウンスが鳴り『本イベントはまもなく終了します。トレインに乗り遅れないようご注意ください。お帰りは左の出口から進むとすぐに外に出ます』


「えー」

「そんな…」

 ララお姉さんと12歳のララちゃんは目的の鉱石や金をとれなかった。


☆☆☆


「わしはこれを見つけたのじゃ。金のつぶじゃ」

 結構でかかった。


 みのるお兄さんとヒメルは宝石原石を2人一緒に見つけていた。


「つぎは、怪獣イベントだって。正義の味方と怪獣になって戦うの…

面白そう」

 トラとミルクがパンフを見て言う。


 もう洞窟イベントはクリアしたので次のことに注目していた。



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