【蝉が崩れ落ち】
続いて楓君のお話です
楓君の心境は正直書きにくいんですよね
新たな人物も出てきます
期待してください!
2話【蝉が崩れ落ち】
~楓視点~
あれからどれくらいがたっただろうか
ずっと2体の死体を眺めていた
すると青髪の男が近寄ってきた
「頭に剣で刺された後がある人、そして綺麗に心臓に銃弾を撃ち込まれた人、2人とも即死だったね~、そして、片方は俺ら3番隊の副隊長だ」
僕は何も言うことが出来なかった
この人は、いや隊長はもう全て分かっているのだろう
隊長は【青騎士】の名を持つ、名を「カイム」と言う
武器は大剣【皆無】を使用している
「楓君、君は何も悪くない、悪いのは敵なんだよ、分かるね?」
「はい」
「君も【赤蝉】の名を持つんだからさ、強気にいかないとね~それと楓君は今日から副隊長ね、俺についてこれるか?」
「僕に拒否権はありません、隊長の背中は僕が守ります」
「良い心構えだ、赤蝉、君の命は俺の手にあるからね」
そう、赤蝉と青騎士がいる軍、それが3番隊
「それじゃあ敵も近付いてきてることが分かったし作戦に移るか」
「はい、今から2分後に出発で」
~2分後 敵基地前~
「くそ、思ったより敵が多いな」
「はい、ぱっと見でも30はかるく」
現在隣にいるのは3番隊ジェロ
彼は僕の赤髪とは正反対で珍しい黒髪だった
そしてなかなか腕が良い、僕とも互角なみに戦える
仲が良いのもあってこいつは失いたくない
副隊長の仇は俺が取る
じゃあ行くか
「行くぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
その俺の掛け声と共に全員が動き出した