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怪物

 ファミレスを出ると、江浦(えうら)は車で学校へと戻って行った。おばけトンネルの工事と言う案を、早速校長に話してみるとのことだ。

 (まなぶ)はすっかり気が抜けて、ファミレスの駐車場に立ち尽くしていた。由緒(ゆい)の怪我の原因が判明していないのだから、万事解決と言うわけではないが、それは警察に任せるのが順当と言うものだろう。

 女子たちは、学と英治(えいじ)から少し離れて、おしゃべりに興じていた。千和(ちわ)は少し気後れしていたし、理美(さとみ)は頷くか首を傾げるかしかしないので、聞こえてくる声の八割方は夏海(なつみ)のものだったが、それでも三人は友達になったようだ。

「これで本当に解決だね」

 学が言うと、英治は鼻を鳴らした。

「無事に工事が終われば、な」

「何か心配事でもあるの。工事を始めた途端、怒った怪物が暴れだすとか?」

「いや。予算がどうとか言って、始まりすらしないんじゃないかと思ってさ」

「もっとひどい」

「俺もそう思う」

 一台の車が駐車場に入って来ると、学たちの横を通り過ぎた。車は少し行った先で、ブレーキランプを輝かせ、停まる。その赤い光を見て、学は思い出した。

「ねえ、英治。長洲(ながす)さんが見た 赤い光って、なんだったのかな?」

「何って、あの怪物の目だろ」

 訝しげに答える英治だったが、彼はすぐに気付いて訂正した。

「いや、違う。俺たちが見たのは、噂で聞いた赤い光だ。長洲が、その噂の出所だとしたら、あいつが見たのはぜんぜん別物って事になる。ちょっと委員長に聞いてみよう」

 学と英治は、談笑する女子の輪に割り込んだ。

「委員長、赤い光はあんたの噂には入ってなかったな?」

 英治が聞くと、千和は怪訝な顔をした。

「ええ。あれは、古部さんの事故の後で、誰かが言い出した話よ。それがどうかしたの。噂に尾鰭はつき物でしょ?」

 英治は、学が発見したばかりの疑念について、女子たちに説明した。

「わかった。佐恵(さえ)ちゃんが見たのは幻覚じゃなくて、ホンモノのオバケだったのよ!」

 夏海が鼻の穴を広げて言った。

森山(もりやま)のトンデモ説は置いといて、他に何が考えられる?」

 英治が聞いた。夏海は不満げに唇をとがらせるが、賢明にも余計な口を挟まなかった。

「長洲さんは、本当は赤い光なんて見ていない」

 理美が言った。

「やっぱり、そうなるか」

 英治は腕組みして考え込んだ。

「でも、前に聞いた時は、嘘吐いてるようには見えなかったよね。英治も、そう言ってたでしょ?」

 と、学。

「俺たちが長洲にまんまと騙されたか、長洲が本当に、俺たちが見た幻とは違う何かを見たか。それこそ、森山の言うホンモノのオバケとか?」

「佐恵ちゃんに、直接聞くのが手っ取り早くない?」

 夏海が提案した。

「陸上部の練習は、そろそろ終わる頃じゃないか?」

 英治が言うと、理美が携帯電話を取り出して時間を確認した。

「もう終わってる。まだ学校で遊んでるなら、捕まえられるけど、友達の古部さんがいないなら、もう下校してるかも」

 全員が顔を見合わせた。

「ここからならトンネルを使えば、下校中でも追いつけるはずよ」

 千和が言った。ついさっき、怖ろしい目に遭ったばかりなのに、平気なのだろうか。学が大丈夫かと聞くと、彼女は笑って言った。

「みんなと一緒なら、怪物は出ないんでしょ?」

「そうだけど、今日じゃなきゃいけない理由はないんだ。明日、学校で聞いたっていい」

「今日中に片付けちゃいけない理由もないわ。それに、今までずっと犯人役だったのよ。そろそろ私にも、探偵役をさせてくれてもいいんじゃない?」


 日が傾くと、おばけトンネルは暗さを増す。怪物は出ないとわかっていても、その闇だけで学たちを脅かすにはじゅうぶんだった。一行の先頭は英治と学が肩を並べて歩き、その後を女子が続く。彼女たちは、理美が真ん中になって手をつなぎ合っていた。

 学は少し怖じ気付きながらも、興味深い発見に首を傾げていた。トンネルの薄暗がりは、隣を歩く英治の顔すら不鮮明にしているのに、怪物に襲われたときの千和の怯えた顔は、なぜかはっきりと見えた。ひょっとすると怪物だけでなく、あの時の情景がすべて幻だったのかも知れない。そうだとすれば、彼らはいつから幻覚に囚われていたのだろう。坑口で赤い光を見たときか。それとも、もっと前から?

 トンネルの半ばほどに来たところで、不意に英治が足を止めた。学は、すぐにその理由を知った。彼らの行く手に、少女が一人佇んでいたのだ。

「夏海ちゃん、おつかれー」

 少女は陽気に左手を振って言った。

「佐恵ちゃん?」

 女子の列を離れた夏海は、学と英治に並んだ。佐恵は笑みを浮かべながら彼らに歩み寄った。

「トンネルは通行禁止だぞ、長洲」

 英治は用心深く言った。

「そんなの、英治くんたちも一緒じゃない」

 佐恵は愉快げに笑う。

「佐恵ちゃん、なんでこんなところにいるの?」

 夏海が聞いた。

「ここで待ってたら、みんなに会えるかなあって思ったんだ。ちょっと、見せたいものがあってさ」

 そう言って佐恵は足元にランドセルを降ろし、中をまさぐり始めた。ほどなくして、ランドセルから引っ張り出した彼女の右手には、黒っぽい棒が握られていた。佐恵が立ち上がって右手を素早く振ると、棒は乾いた音を立てて五〇センチほどの長さになった。それは、三段に伸縮する特殊警棒だった。

 次の瞬間、佐恵は警棒を高く振り上げ、夏海に襲い掛かった。間一髪、英治は体当たりで夏海を突き飛ばし、目標を外した警棒は英治のランドセルに当たって鋭い音を立てた。夏海はたたらを踏みながらも難を逃れるが、英治はバランスを崩して地面に倒れ伏した。

 学はとっさに、警棒を持つ佐恵の右腕に飛び付いた。しかし、体格に勝る佐恵に勝てるはずもなく、彼は頬の辺りを肘で強かに打ち据えられ、目から星を飛び散らせながら尻もちを突く羽目になった。

「佐恵ちゃん、どうして……」

 夏海は聞いた。

「どうして?」

 佐恵はくすくす笑った。

「下校時間がどうのって聞いてきたからさ、ずっと気になってたんだ。それで今日は練習をサボって、あんたたちの跡をつけることにしたってわけ。そうしたら、やっぱり由緒ちゃんの事故について聞いてるんだもの。そりゃあ、放っとけないよね?」

「俺たちと先生の話を聞いてたのか」

 英治は立ち上がり、慎重に佐恵から距離を取った。

「うん。電柱の陰からね」

 学たちが、千和と江浦の逢い引きを目撃した場所だ。

「でも、驚いたなあ。由緒ちゃん、何で蜘蛛に襲われただなんて言ったんだろうね。襲ったのは私なのに?」

 学は佐恵の言葉を、すぐには理解できなかった。あまりにも平然と話すので、とても怖ろしい告白をしているようには聞こえなかったからだ。

「ひょっとして由緒ちゃんには、私が蜘蛛のオバケに見えたのかな?」

 佐恵は、おかしそうにくすくす笑った。

「蜘蛛かどうかは別にして、怪物には見えるわね」

 蒼ざめた顔の千和が言った。彼女はさらに続けた。

「なんだって、赤い光を見たなんて嘘を吐いたの?」

「嘘?」

 佐恵はきょとんとして言った。

「嘘なんて言ってないよ。私は本当に見たの。怪物の目を。だから由緒ちゃんは怪物に……あれ? そうじゃなくて、襲ったのは私で」

 学は地べたに尻を突いたまま、英治と顔を見合わせた。佐恵は、ひどく混乱している様子だった。しかし、警棒はしっかり握ったままなので、迂闊に近付けない。もっと、別なことに彼女の注意を引き付ければ、うまく取り押さえられるかもしれない。急いでランドセルを降ろすと、学は千和に返してもらった自由帳を引っ張り出し、立ち上がった。まだ肘打ちのダメージが抜けきっておらず、ひどい目まいを覚えたが、彼は懸命に足を踏ん張ってこらえた。

「長洲さん、その怪物の姿は見た? たぶん、こんな格好だったと思うんだけど」

 学は自由帳を開いて佐恵に突きつけた。

「なあに、それ?」

「このトンネルの怪物だよ。一人っきりでトンネルに入ると、天井から襲い掛かってくるんだ」

「へえ、怖そうね」

「うん、すごく怖い怪物なんだ。長洲さんは、ここで僕たちを待ってたって言ったよね。それじゃあ今も、この怪物に狙われてるかも知れないよ。後ろから」

「私を驚かそうって言うの?」

 佐恵は笑いながら言って、ふと背後に顔を向けた。

 チャンスとばかりに学と英治が飛びかかろうとした、その時、天井に八つの赤い光球が一斉に点った。次の瞬間、真っ黒い巨大な蜘蛛が唐突に姿を現した。蜘蛛は板バネのように薄っぺらい八本の脚をぐにゃりと曲げ、胴体を地面にすり付けるほどに降ろしてから、佐恵の身体を大きく開いた毒牙で挟み込み、そのまま脚をぴんと伸ばした。佐恵の身体は、学たちの頭上高くに持ち上げた。

 トンネルの中に、佐恵の長い絶叫が響き渡り、不意に途切れた。佐恵は口から血の塊をごぼりと吐き出した。彼女の脇腹には、毒牙が深々と食い込んでいた。

 佐恵は、喰いしばった歯の隙間から、呼気とも悲鳴ともとれぬ音を出しながら、指をねじ込んで毒牙を外そうとした。しかし、しみだす自身の血に滑り、うまく行かず、今度は警棒の柄で毒牙をがんがん殴りつけた。

「いたい、いたい!」

 その言葉を呪文のように繰り返しながら、佐恵は懸命に殴り続けるが、毒牙はびくともしなかった。声は次第に弱々しくなり、手から警棒が滑り落ちた。佐恵は喉をひゅーひゅー鳴らしながら、言った。

「たすけて」

 学は、はっと我に返った。怪物は、まるで咀嚼するかのように、毒牙を一定のリズムで動かしていた。彼は手元の自由帳を見て、それからオバケ蜘蛛のページを破り取った。深く考えたわけではなかった。ただ、それが正しいと直感したのだ。

「お前なんか、いない!」

 学は自由帳を投げ捨て、残った絵を両手で蜘蛛の怪物に突きつけた。

「お前なんか、いない!」

 絵を二つに引き裂いた。

 怪物はびくりと身体を震わせ、佐恵の身体を地面に落とした。

「お前なんか、いない!」

 絵を四つに引き裂いた。

 怪物はがちがちと毒牙を鳴らしながら、一歩ほど退き、くるりと腹を見せひっくり返った。

「お前なんか、いない!」

 絵を八つに引き裂いた。

 蜘蛛は何度か痙攣した後、ゆっくりと脚を縮め、霞のように薄れて消えて行った。

 学は大きく息を吐き、手の平から引き裂かれた紙片が落ちるに任せた。英治が脇を通り過ぎる時、彼は学の肩をぽんと叩いた。学は何も言わず、彼の後に続いて地面に転がる佐恵に歩み寄った。彼女は、すっかり意識を失っていた。恐怖で失禁したのか、腰のあたりに水たまりが出来ていた。

「まさか、死んじゃったの?」

 夏海もやって来た。坑口の光を背にしているので、彼女はほとんど影法師のようだった。英治は佐恵の首元に手を当て、脈を取った。

「いや、大丈夫そうだ。呼吸もある」

「怪我もなさそうね」

 千和もやって来て言った。確かに学が見る限り、佐恵の身体に目立った外傷は見当たらなかった。

「全部、幻だったんだね」

 学がつぶやくと、千和は頷いた。

「私も、こうなるところだったのかしら」

「考えない方がいいよ」

 学の忠告に、千和は「そうね」と頷いた。

「このまま、放っておくわけにもいかないな。学校の保健室にでも連れて行くか」

 英治が言った。

「病院の方がよくない?」

 学が言うと、英治は「ダメだ」と首を振った。

「ひどい騒ぎになるぞ。まず、先生に相談しよう」

 そこへ、理美が警棒を持ってやって来た。指紋を守るためにハンカチで包んでいるあたりは、さすがとしか言いようがない。

「これ、どうする?」

「長洲のランドセルに戻しておこう」

 英治が言うと、理美は首を振った。

「長すぎるの」

「縮められないのか?」

 それから彼らはためつすがめつして、ようやく警棒を収納し、佐恵のランドセルに押し込んだ。次の問題は、佐恵をどうやって運ぶかだった。

「わたし、おんぶするよ」

 夏海が申し出て、彼女はすぐ行動に移った。

 出口へ向かう途中、英治がぽつりともらした。

「馬鹿げてる」

 学も、他に言葉が見つからなかった。


   ◆


 結局、警察沙汰にならなかったと言うだけで、騒ぎにはなった。学たちは、通行禁止のトンネルを通ったかどで校長からこっぴどく叱られたが、それ以上の罰は無く、保護者への連絡もなかった。彼らは下校中、禁を破ってトンネルを通ったところ、たまたま倒れていた佐恵を発見し、学校の保健室へ連れ帰っただけなのだから、いずれも必要ないとの事だった。そうして彼らは家へ帰され、その後の事を知ったのは翌日の放課後になってからだった。

 帰りのホームルームが終わった後、学たちは江浦から資料室に呼び出され、佐恵が目を覚ました時の様子を聞かされた。彼女は、どう言うわけか怪物に襲われたこと以外の記憶を、すっかり忘れていたらしい。被害者も加害者も、都合よく事件を忘れているのなら、無理にそれを掘り起こすこともないだろうと、江浦は苦笑まじりに言うのだった。

「トンネルの工事については校長先生が、橘を通して市に予算を付けてもらうように交渉するらしい。橘が口添えしてくれるなら、案を蹴られる心配もないだろう」

 資料室のキャビネットの前に立って、江浦は言った。

「ママから聞いたわ。お父さんも反対しなかったみたい。娘が通ってる学校の頼みだから、聞かないわけにはいかないって、言ってたそうよ。お父さんが私のために何かしてくれるなんて、思ってもみなかったわ」

 千和は苦笑を浮かべて言った。

「わたしと理美ちゃんが、お礼言ってたって伝えといてよ。おばけトンネルを通れるようになったら、学校の行き帰りに遠回りしなくてよくなるし」

 夏海が言った。理美も、こくりと頷いた。

「わかった。でも、遠回りで大変だったのは私も同じだから、その分もまとめて言っておくわ」

 千和は笑って答えた。

「いい考えだね」

 と、江浦も賛成した。


 学校からの帰り道、学は英治を誘っておばけトンネルの前までやって来た。まだ通行禁止は解かれていないので、他の子供たちの姿は無い。女子たちは先に帰らせた。どうしても、二人っきりで話しておきたいことがあったのだ。

「英治の事故から一週間しか経ってないのに、なんだか色々あったね」

 学が言うと、英治は鼻を鳴らした。

「もう、こんなのは勘弁してほしいな」

「そうだね。ゲームは、最初っからやり直してるの?」

「いや、データは最強のままだ」

 英治は首を振り、不敵な笑みを返してきた。

「あれで、森山がどこまで音を上げずにやれるか、見てみたいと思ってな」

 二人はひとしきり笑った後、トンネルの中に目をやった。

「結局、長洲さんが見た赤い光の正体って、わからずじまいだったね」

 学はため息を吐いて言った。

「俺たちが怪物の姿を想像したように、長洲も自分なりの怪物を考えたんだろう。そして、自分がやってしまったことを認めたくなくて、古部(ふるべ)の怪我の責任を全部、その怪物に押し付けようとした。まあ、こんなところじゃないかな?」

「もっともらしいことを、でっちあげたね」

「なかなかのもんだろ。それで?」

「それでって?」

「本題に入れって言ってるんだ」

「ああ、そうだった。英治って、森山さんのこと好きなんでしょ?」

 英治は、ぎょっとして学を見た。

「どうして、そう思った?」

「古部さんの事故を聞いた朝、森山さんたちをひどく心配してたよね。それに、委員長と先生が犯人じゃないかって推理した時は、二人を止めるって張り切ってた森山さんを、ケンカしてまで止めようとした」

「なるほど」

 英治は思い返すように宙を見つめた。

 学は続けた。

「トンネルの事件に、熱心過ぎたのも変だったかな。たぶんだけど、オカルト好きの森山さんが興味を持たないように、全部を当たり前の出来事で説明しようと頑張ってたんでしょ?」

「なかなかの探偵ぶりだな」

 英治はむっつりと言った。しかし、不機嫌を装ってはいても彼の目は笑っていた。

「それじゃあ、犯人は自白するとしようか。お前の言うとおりだよ。俺は森山が好きだ。これで満足か?」

「うん。まあでも、安心して。誰にも言うつもりは無いから」

「当たり前だ」

 英治はフンと鼻を鳴らした。

「英治くん」

 背後から声が聞こえ、二人はギョッとして振り向いた。

 あの電柱の横に、顔を赤くした夏海がもじもじしながら立っていた。その後ろには、にやにや笑いを浮かべる理美と千和の姿もあった。二人は夏海の背中を押しながら、彼女を英治の前まで連れて行った。そして夏海は、さらに顔を赤くしながら、おずおずと口を開いた。

「その……わたしも英治くんが」

 しかし、夏海がみなまで言い終える前に、英治は走り出していた。全力疾走するその背中を、しばらく呆気にとられて見つめていた夏海だったが、我に返るなり眉を吊り上げ、「逃げるやつがあるかー!」と怒声を引きながら英治を追いかけて行った。千和と理美も、大笑いしながら後に続く。

 ひとり残された学は、苦笑しながら「やれやれ」と呟いた。英治も無駄なことをしたものだ。俊足の夏海から、逃げおおせるはずもない。捕まるのも時間の問題だろう。友人の末路を見届けるために、学は足を踏み出した。









 背後のトンネルから、音が聞こえた。何か、重たいものが落ちる音だった。学は、その場に凍りついた。そんなはずはない。今のは、ただの気のせいだ。そう自分に言い聞かせながら、彼は耳をそばだてた。

 何か、得体の知れないものの、這いずる音が聞こえた。学は、振り返りそうになる自分を、必死に押しとどめた。もはや、認めるしか無かった。彼らが自由帳に描いた怪物は、もう一匹いた。

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