第9話
情報!と言えば・・・人が集まるところ!!
という事で俺らは再び城下町にやって来たのだが・・・
「カワイ〜!」
「面白いもんがいるぞ〜」
例の広場をさしかかって3秒たったか?ってくらいで物見高いやつらがゾロゾロ
集まってきた。
(フ、すごい人気だな)
「ははははは〜」
こいつらはのん気なもんだよ・・。サルの身体であるばかりに俺だけこんな・・。
「書物について〜聞きたいんだが〜」
「きゃー!」
ダメだ・・喋る度にこいつら歓声上げるだけだ。勇者としての名声を受けるつもりだったのに・・
物見の対象か。皮肉なもんだ。
と、俺ががっくり下を見た、ちょうどその時。
ハーディンにもらったペンダントが光りはじめたのだ!!!
(!!ルーク!)
「ああ!」
「おおっ、きたか〜??」
皆ペンダントに興味深々だ。人だかりはサルの俺のほうが気になるらしいが。
だが・・こんなに沢山人がいたんじゃ誰が手がかりを持っているのか分からん。
「むむむ・・」
俺はあたりをみまわしたが、なんだかチャラチャラしたやつらばかりでとても秘術書を
持っているようには・・・?
ん?
図書館?
古ぼけているが、向こうの通りに図書館がある。
「王立図書館か〜・・あそこなら資料があるって・・ことかもなー」
ビンゴ!そーだよ、そーに決まってる!
チャージの言葉を決めてに、俺らは図書館に入っていった。