トンネル
新宿のような街並みにひっそりとたたずむトンネル
入る人は少ない
入ると、地下フロアがありそれが"1階"とされる
たまに案内人、背の高い女がいる。
案内人から"2階"と示された場所には見つけたい者はいないし、あなたはこのトンネルに取り込まれる。
ただし、案内人はイイヒトである。
私が行ったときは失踪した子供を探していた。間違いなくトンネルに取り込まれたので、案内人に聞いてみた。
そうすると、2階に行けと言われたので、行くことにした。
背の高い女を連れて行きたかったのだが、連れ添い人が嫌がるのでしょうがない。
2階に行くには私は案内人から聞いていないが、連れ添い人が案内人から聞いた階層(覚えていない)を押し、次に2階を押すらしい。
その階層にはレストランのような雰囲気があり、出て右にエレベーターもあった。L字型のように思えたが、右に2つエレベーターも並んでいた。
3/2番に設置されたエレベーターは何なんだろうか。分からない。
到着後、2階のボタンを押した。
階層移動の間連れ添い人に帰り方をきちんと聞いているか尋ねた。そしたらエレベーターのLBを押せばいいらしい。そんなボタンは無い。
自身が行った"2階"では、大人を取り込む空間があった。平成初期を思わせるノスタルジーを出す空間。
自身のエレベーターがあり、右に2つエレベーターがある。来たエレベーターの一番右は通称「なんでも行けるエレベーター」
目の前にソファーがあり、奥にトーマスタウンのような空間。その中に入ると、連れ添いの二人はその空間に残りたい、もしくは強烈な睡眠欲に駆られた。
目の前のソファーには子供が一人くつろいでいた。
奥のトーマスタウンの空間で大人3人、子供1人がいた。大人はただその場おり、子供はトーマスタウンの乗り物のようなもので遊んでいた。
真ん中のエレベーターから誰か来たので、"1階"への帰り方を尋ねたところ、なんでもいけるエレベーターを指さされた。
なんでもいけるエレベーターには例のLBボタンがあった。ただ、連れ添い人が睡眠欲にかられ、目の前のソファー辺りでダウンした。
また、もう一人の連れ添い人は子供を探して奥地へ行きだした。
この空間から早く出たかったので、目の前のダウンしている連れ添い人をエレベーターにぶち込もうとしたが、悲しいことにエレベーターは開くボタンがきちんと機能しなかった。
もう一人の連れ添い人は奥地へ行ったままどこに行ったか分からなかった。ドアが閉まってしまう。ドアの間に挟まりなんとか遅延させようとしたが、無理だった。
その際に睡眠欲の連れ添い人は消えていた。
しかたが無いので、LBボタン(バグ有りと記述されていた。)を押した。
私一人で動き出したはずであるエレベーターはそのまま上昇を続け、ついにLB階層への辿り着いた。
そこは地上で、私の記憶であると地上にはエレベーター等無いはずだが、地上の2メートルほど上、もしくはきちんと地上であった。
だが、目の前にチリチリとしたグリッチが見え、それらが現実でないように思えた。
手には、”友人帳”、”鉛筆”、”何か”をなぜか持っており、これらを持って外に行くと、自身が消えて、三つのみが落ちることを見抜いた。
なので、トンネルの入り口と出口から出るために"1階"を押した。そうすると、地下鉄のエレベーターに繋がっており、目の前に友人が見えたのでようやく出ることができた。
友人と連れ添い人もう明日からいないなどと談笑し、家に帰ることにした。
友人帳と鉛筆と何かは、この時手に持っていなかったのか、それともずっと持っていたのかは分からない。
しかしながら、トンネルに帰ってみたい。
トンネルに何回か行ったことがあるような気がするのだ。
ただ、出るには複雑なステップを踏む必要がある。
トンネルから一度エレベーターに乗ると、出ようと思わない限り出られない。
そこには安全な空間もあるし、たまに危害を加えてくるような危険な空間もある。
そこの住人は攻撃的な者もいるし、攻撃的でない者もいる。
背の高い女は攻撃的な部類であるはずだが、背の高い女はフレンドリーである。軽い気持ちで叩いてくる手が痛い。
人型をしている者をみな信用してはいけない。ただ、信用してもよい。
そのトンネルはただそこにあり、だれもかれもがそのトンネルに入る用事など無いので入らないのだ。
ホームレスや身寄りの無くなったものは取り込まれているのかもしれない。
その中で姿かたちを変えているのは謎だ。
まず案内人が誰なのかすらも謎だ。ただ、間違いなく案内人はトンネルに入ると「いる」
私の案内人は執事のような人だったと思う。連れ添い人と行った案内人は少しヤンキーやラッパーのような類の服装をしていた人だった。
とてもフランクだった。
案内人のことは半分は信じていい。大体それが善良な気持ちで言っていることは間違いないからだ。
案内人はあなたの為に尽くしてくれるだろう。エレベーターにはついてきてはくれないが。
ただ、案内人の情報には誤差がある。その誤差が後の危険を招く。
私が最初に行ったときは案内人と背の高い女と一緒に行ったのでその誤差をパワーで何とかできた。
バックルームのような場所に着いたときは本当にどうしようかと思った。
その空間に意味があるのかないのかは未だにはっきりとしない。
来た者を取り込むような場所があるので、それらが意味があるのかもしれない。
ただ、来た者を歓迎しそのまま送り迎えまでするような場所や、ただ殺すための場所などがあるので意味がないのかもしれない。
最初に来る場所から出てるエレベーターは14階までの表記があった。
組み合わせで他の階に到着するみたいだが、実際はそうなのか分からない。
もしかしたら、他の世界と繋がっていて、他のエレベーターに乗ると他の世界に繋がってしまうのかもしれない。
だから、LBを挟むのかも。バグ有りを挟み行かなければその世界に適応できないのではないだろうか。
LBから出ると自身が消えてしまうように思えるのも、バグの適応中に出てしまうとそれらのノートのみが残ってしまうのではないだろうか。
また、”友人帳”と”鉛筆”と”何か”の正体は、その世界に適応するための道具では?
友人帳が自身の友人との交友関係などで、鉛筆で書き換えることができる。ただし、自身の書いたものは取り消せない。
”何か”に関しては前の世界の残骸かもしれない。
そうすると、最初は戦争があり子供を探していたのが、今は友人と共に家に帰り大学へ行くことをしようとしてる辻褄があう。
トンネルから入り、地下鉄のエレベーターから出たのは、もしかしたらそのエレベーターは実際にはその世界の入口だったのかもしれない。
まぁ、兎に角あそこは面白いところだ。
”トンネル”として誰かを待っているし、もしくは誰か入ることを拒んでいるのだろう。
そしてエレベーターは異なる次元と次元を繋ぎ、パラレルワールド染みたその世界で楽しく暮らすこともできるだろう。
そのトンネルの謎全てを明かすことはできなくても、もしかしたらその謎の一部でも解き明かせるものがあるのかもしれない。
いや、謎全てを明かすことはできない。その世界は蝶の夢であり、この世界を作り出したあなたたちの夢であるから。
そこになぜあるかなどは分からないのだ。その人によって変わる。
ただ、普遍であることはその世界はあなたの夢であり、トンネルの創設者は起源を渡ればあなただ。
何を伝えたかったのか忘れてきた。記憶があいまいになり、明日にはこれも忘れてしまうのだろう。
このぐちゃぐちゃの日記を投稿するため、少しの戸惑いを得てしまうかもしれない。
もう修正するほどの記憶力は残ってないので、ここら辺で締めたいと思う。
しかしながら、不思議で楽しかった。
これ以上のエピソードは出てくるか分からない。出てきたら書く。