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四人の花嫁 5

四家の当主を目前にし、男は新しい皇を連れてきたと言い放ったらしい。


当然当主達は男の言葉を嘲笑った、皇族は全て処刑されたのだからと。


男の名は英俊(えいしゅん)と言った。


元は四家である秋家(しゅうけ)の出で、非常に優秀な上級官吏であったが浩全の不興を買い宮刑に処された。


宮刑とは死刑に次ぐ重刑だ。


男の象徴全てを切り落とされ、宦官(かんがん)にされるのだ。


宦官になると人でなくなる。


家とも断絶され(うじ)を失い名だけの存在となり、築き上げた全てを失う。


そんな男の言葉など取るに足らない()(ごと)でしかも女を皇にするなど気でも狂ったのかと、当主達は二人を酷く罵って追い返した。


それから程なくして琥珀色の瞳の少女を先頭とした民衆の反乱により、浩全が討たれたのだ。


その少女は三年前に処刑されたはずの先皇の末娘、玉蘭公主(ぎょくらんこうしゅ)と名乗り、自らが新しい皇に即位すると宣言した。  


そんな玉蘭に対し四家の当主達は公主を語る偽物だと決めつけ、皇殺しだと罵り天下の大罪を犯した極悪人を処刑せよと騒ぎ立て投獄してしまった。


もし本人であったら最後の皇を失うことになると(いさ)める者があり、かつて公主の側に仕えていた女官と乳母、そして秋家前当主の証言により本人であることが確かめられた。


この失態により四家は完全に面目を失い、今まで保っていた権力すら危ぶまれる状況に陥ってしまったのだ。

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