第1章 第1話 転生
う、頭が痛い
それが異世界に来て最初に脳裏に浮かんだ言葉だった。
目を開けてみると、水に沈んでいた。。。?
は?
は?
どゆこと?
う
い、息が苦しい
「あんぐぉぐぼびびいべ」
〈 あのくそじじいめ 〉
必死で泳いで水面に出る。
「あの野郎、覚えてろよ」
そう怒りに震えるのであった。
陸に上がると竹林だった。
風流だな〜 しかし
もうちょっとましな転送場所はなかったんか、そう思った。
これはあいつの仕返しなのかもしれない
そうだ神様が教えてくれたことを試してみるか
能力開示
と頭に念じると目の前にドラOモンに出てきそうな
電子パッドが目の前に浮かんだ。
「おおー」
思わず驚いた声を上げる。
これがいわゆるステータスってやつか
ほんとに異世界に来たんだなー
さてさて僕の能力はどんな感じかな。
神天獣 阿蘇枯 ヒカル
体力 5 平均 100
スタミナ 10000 平均 250
防御 5 平均 100
攻撃 5 平均 100
魔力 5 平均 100
獲得スキル
捕食王、適正者、超擬態
くそザコじゃねーか
あと名前なげーよ
ちょっと待て、ちょっと待て、いったん落ち着こう。
そういって僕は自分をなだめる。
え、確か神様がとても恐ろしいことを言ってたような、
神様から聞いた話によるとこの世界は強いものこそ正義みたいなところがあるらしく、弱肉強食らしい。
ダメだろ――
スタミナがバケモンでもほかのステータス5ってのはやばいだろ。
へいきん100だぜ100。
これ摘んだろ。
そう思った。
だが
まだあきらめるのは早い、
確かスキルも戦いでは重要になってくるらしいからそれをうまく使えれば
捕食王
スタミナ5000消費
どんな巨大なものでも自分の中に融合できる
生物の場合 体力が15%を切らないと吸収できません
適正者
スタミナが10000になる
精神攻撃抵抗力 大
が付与される
超擬態
すべてのステータスが5になる
自分の中にいる生物に擬態し外観もしくはなかみをコピーできる
おおーーーまあまあすごいんじゃないって
ハイリスクすぎるだろうが―――――――
体力5で相手の体力が15%以下になるまでダメ―ジを
与えつずけろと!?
バランス考えろよ
こっちが死ぬわ
ふざけやがってあのくそじじい
もうちょっとちゃんと頼めばよかったな
そう思った。
これむりげーですわ。