世界はこんなにも
毎日自転車で通ってる道の、いつも見てるはずの風景を、今日はなんとなく眺めてみた。
夜の景色は真っ暗だけど、いろんなものが照らしてくれてたんだ。
遠くに見える街の明かりは、キラキラと輝きを放つ。
不規則に並ぶ民家の、窓から漏れる電光は、私が進む道を照らす。
空に見える星は少ないけれど、きっと星達は私を見てる。
ミュージックプレイヤーからは、お気に入りのミュージシャンが歌う歌。
車道をたくさんの車が通っていって、同じくらいの街灯も、家の電気や星と一緒に私の前をしっかりと照らしてる。
あの人は知ってるかなぁ?
世界はこんなにも素敵だということを。
世界はこんなにも美しいということを。
あなたを想っていたから、こんな景色に気付けた。
こんな世界に気付けた。
だからこそ、決して世界が私を祝福しなくても、私はあなたを想い続ける。
あなたは知っていますか?
世界はこんなにも素晴らしいんだってこと。
青春って素晴らしい。