表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

第2話 牙狼村についた

事故現場で光の玉がタクマに話しかけ選択を迫る「さあ、お前はどちらを選択する?」選択したタクマは全く知らない森に飛ばされイノシシの化け物に襲われピンチに!

どうする?

何とか逃げないとヤバい!武器はどこかに何か無いのか?

見回しても木の枝くらいしかない、仕方ない!


これでも振り回して兎に角逃げなきゃ殺られる!と枝をブンブンと

振り回しイノシシとタイマンしだした時、人影が現れた「ギーか?どれ…」


「おいあんた危ないぞ!近寄るな、あっちに逃げろ!俺の事は構うな!」


「まぁ見てな」


ひょうひょうと何事も無かった様にイノシシの前に立ち呑気な顔をしている、

イノシシが間髪を入れずそいつに猛烈な勢いで飛びかかった…殺られた…


…って思った思わず目を瞑ってしまったが目を開けて再び驚いたよ、イノシシがもんぞりうってのびている。

「何をしたの?」

「いやぁ〜ちょっとコツいただけだよ」

「凄い、たまげた、助かった!」

「そうかい、ならこれ解体するから手伝ってくれ」

俺が驚きお礼を言っているのも煩わしそうに手を軽く上げて手招きをしてる。


「助けてくれてありがとう、やった事がないけど教えてくれたら手伝うよ」


「おう、そうこなくっちゃあな」

解体なんて初めてだが恩を返さないとな、また冥界送りになったらかなわん。助けてくれた人は背は高くマッチョだ、ダークブラウンの髪を後ろで束ねて


顔は西洋の渋いイケメンだな、服装はさっぱりとした農夫のようだ。

少し動揺している俺に気さくに話しかけてくれた。


「お前、何処から来たんだ?」


そういえばさっきから普通に会話が出来ている不思議だ…言葉が違うんじゃないの?これは神様の恩恵かも会話が出来るだけでも楽に生きて行ける。


別の世界から来たなんて信じてもらえそうもないし、取り敢えず

記憶喪失を装って少しづつ思い出す様な感じて話してみるか…


「分からない…気が付いたらそこら辺に倒れていて」

「そんな不思議な事があるのか?」

「わっ、分からないんだ…何処から来たのかも」

「ふ〜ん、仕方ないな、名前はなんというんだ?俺はロンだ」

全く気にしないようだ、助かる


「タクマ…」


「タクマ?変わった名前だな、よしタクマお前にさっき解体したギーを

食せてやるから元気出して一緒に俺の家に来い」

そう言いながら何処からか持って来た荷車に解体したイノシシもどきを

乗っけて荷車を引いて行く。


「あの…いいんですか?」

「あぁ、皆で食った方が美味いだろ?リリアと妹のアンナやジィ様も

いるから紹介してやる」

「素性も分からん俺なんかを助かります」

「いいって遠慮するな、お互い様だ」


そう言いながら小一時間程歩いて小さな村に着いた、村に着くと

3〜4人の子供がロンと俺を囲んだ。


「うわぁ~い!デッカいギーだー!」

「ロンが仕留めたの?」「そっちの兄ちゃんは誰?」

「お肉沢山食べれるの?」もうお祭り騒ぎだ


「あ〜順番に答えてやっから待ってろ、先ずは俺とこっちのタクマで

一緒に仕留めたのさ」

「えー兄ちゃん、タクマって言うんだギー仕留めの?凄いね!」

「いや、ギーを仕留めたのはロンだよ、俺は何もしてないよ」


「タクマ、ロンが仕留めたって言ってるよ」

「いや、タクマが囮になってギーの気を逸らしたから仕留められたのさ、

だからタクマと一緒に仕留めたのさ」


「そうなんだ、じゃあタクマもギーを倒したんだねスゲー」


「いや、俺は…」

トンと肩を叩かれた


「いいんだよ、ココではギーを仕留めると一人前の男として認められる、

だから子供もギーを倒した奴を尊敬するし自らも仕留められるよう

頑張るようになる」


「なら子供の夢を潰すような事は…」


「タクマ、囮は本意でないから違うと?お前は俺が危ないと木を

ブン回して自らの方に気を逸らしたな」


「それはそうだけど」

「なら俺は納得してるしお前の勇気ある行動を評価する」

「俺はアンタが危ないと思って」「それでいいんだよ」


「ありがとう」

「いいって、俺の家に着いたぞ!」


そう言いながら手をヒラヒラさせながらドアを「戻ったぞ」と言って

開けている。ドアの前で待っているとロンに呼ばれ家の中に入ってみる

ロンの家は質素だが割と大きな木造の平屋だった。


家の横には畑があり納屋や小さな家畜小屋がある家に入ると小柄な

ジィ様と若い女性と綺麗な女性がいた。


「お邪魔します、タクマといいます」

「やぁ、いらっしゃい私アンナっていうの、ロン兄とギーを

仕留めたんだって?凄いね!よろしく!」

「あぁ、タクマか、よく来たな儂はこの村の長…皆じぃ様と呼んでるよ」


「ありがとうございます」

「タクマよろしくね、私はリリアよ。ロン、タクマと何処で知り合ったの?」


「あ〜森の中でタクマが倒れてたんだよ、だけど突然ギーが襲いかかって

来てタクマとギーを仕留めたんだ」


「それは大変だったな、今夜はギーで一杯飲めるな」

「じゃあ、さっそく支度しなくっちゃあね」

「皆で宴だ」「俺も手伝います!」「おう、皆でやるか!」


それからはお祭り騒ぎで村中ギーが振る舞われる、ギーのステーキは

思ったより美味くエールを飲んで腹一杯食べた。

近所のガキんちょもギーを口一杯に膨らませて大満足、

「久々のギーは美味しいね、タクマももっと食べなよ」とアンナは

嬉しそうに俺にすすめる。ロンも俺の横で大きな口を開けて美味そうに

食べてるロンの奥さんリリアも喜んでくれてるみたいだ。


「ところでタクマとやらお前さん、何も憶えて無いというのは本当か?」

じぃ様はニコニコしながら俺に聞いてきた。

「おじいさん、俺分からないんだ…、名前しか、ここが何処だか俺が

何処から来たのか」


「ふむ、憶えとらんか、ここは牙狼族の村、牙狼村じゃ。仕方ないの

今日は遅いから泊まっていくとよい」


「えっ?いいのですか?」

「あ〜よいよい、のうロンよ」

「俺は構わないよ、なあリリアもアンナもいいだろ?」「えぇ、もちろん」「私も大丈夫だよ、タクマ!」皆んなめちゃ親切で良かったけど、

信用しすぎて大丈夫なんだろうか。


だが客間がある訳もなく納屋に藁を惹きシーツを被せ簡易ベッドに

仕立てたが藁では余り寝心地はいいとは言えないが、その日は

色々あり過ぎたのか疲れて深く眠りに落ちたのだった


やっと牙狼村で落ち着けるタクマ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ